まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

OTTAVA.TV トスカ

歌舞伎座からの帰宅後、先日の「オテロ」視聴に関するトラブルで斎藤さんからもメールを頂いたので、お礼のメールをし、すでに配信が始まっている次の「トスカ」もこれから観るつもり、と書き添えておいた。ところが、斎藤さんの Salone を聴いていたら、その「トスカ」でウィーン国立歌劇場からの配信そのものにトラブルがあり、夕べの深夜から今日の夕方まで視聴できない状態だったとのこと。あらまぁ。時差があるから、解決するためのやりとりもオンタイムで進まないことがあるのよね。視聴期限はあくまで配信スタート時から72時間なので、やっと視聴できるようになっても、チケットを購入したのにスケジュールが合わなくてもう視聴できないという人には、返金で対応するとのことだった。配信側のトラブルでは、OTTAVAとしてはどうしようもないからねぇ。これまでにも、通常のストリーミングにニコ動やYouTube側のトラブルで支障が起きたことも何度もあった。どんなシステムにもトラブルはつきもの。すぐに解決できないことだって、あるよねぇ。

Salone の終了後に「トスカ」を視聴。METのライブビューイングでもおなじみの笑顔が人懐っこいマルコ・アルミリアートの指揮で、タイトルロールを演じるはずだったニーナ・シュテンメが降板し、代役はカリーナ・ババジャニアン。とても美しい人で、歌姫の衣装が素晴らしく似合っていた。歌唱ももちろん素晴らしくて、今までに何度か観てきたトスカの中でピカイチ!

カヴァラドッシを演じるのはピョートル・ベチャワ。彼もMETのライブビューイングに何度も登場していて、最初はどちらかというと線が細くて控えめな印象だったのに、今ではもう声も体格も別人のよう。それでいてロマンチックな甘い魅力は変わっていない。素晴らしいカヴァラドッシだった。

オテロのイアーゴと同様に、カヴァラドッシとトスカの悲劇を際立たせるのは敵役のスカルピア。演じるカルロス・アルバレスは、最初に登場したときの外見がむしろ「ばらの騎士」のオックス男爵のような印象だったのに、徐々に不気味さを増し、悪人というよりは自らの権力に酔っている男。

演出も含め、トータルに見て、これまでの「トスカ」の中で一番良かった。ブラボー!!!

最後に、Salone を聴きながら食べた今日の夕食。夏野菜プラス肉炒め。野菜を何種類か入れようとすると、こんなふうにたくさんになってしまのは、一人暮らしの食卓あるある (^^)

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