まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

嬉しいプレゼント

習い事も観劇その他も中止で外出の予定が激減しているので、起きてひと息ついたらまずウィーン国立歌劇場のオペラ鑑賞というのがパターン化している。もちろん、仕事がはけてしまっているから、でもあるんだけど。

9作めの「トスカ」は2回めの配信で、前回の2015年2月から4年後の2019年2月の舞台で、演出や装置、衣装もほぼ同じ。配役は異なり、タイトルロールをソンドラ・ラドヴァノフスキー、カヴァラドッシはピョートル・ベチャワで、ちょっと姉さん女房の雰囲気。悪役のスカルピアを演じるのはトーマス・ハンプトン。これがねぇ、容姿もさることながら、声そのものがいい人っぽいんだよねぇ。もちろん歌唱力は十分すぎるほどなんだけど、声質は変えようがないから。やっぱり「椿姫」のアルフレードの父ジェルモンのような役のほうがお似合いなのよねぇ。

観終えたあと、買い物がてら上島珈琲店に寄り、ブルボンヴァニラの無糖ミルク珈琲を楽しみながら、「百鬼夜行抄」の続きを読もうとしたら、あれ? もう読んだよね? あちゃー。途中だったのは「雨柳堂夢咄」のほうだった。どちらも同じくらい最新刊を楽しみにしていたから、混同しちゃったみたい。仕方がないので手帳にあれこれ書き込みをしながらしばらく過ごし、買い物を終えて帰宅すると、メールボックスに大きめの封筒が届いていた。

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開けてみると、今もNHKラジオで英会話の講座を担当していらっしゃる遠山顕先生からで、近著の英語クロスワードの本。私がまだ語学学校の学生だった頃、遠山先生の大ファンで、先生の真似をしたくてジャパンタイムズクロスワードに挑戦していた。そのままその学校に就職し、教務課の一員となった後も、先生はよくジャパンタイムズを手に、私がいた地下のオフィスに遊びにきてくださっていた。懐かしい~。私がクロスワード好きだったのを思い出してお送りくださったとのこと。嬉しいなぁ。ジャパンタイムズの購読はとっくの昔にやめてしまったのだけれど、今もスマホのゲームアプリでクリプトグラムを楽しんでいる。

私がどうにかこうにか英語で生活ができているのも、遠山先生の大ファンだったあの懐かしい日々の延長線なのよねぇ…(遠い目)