まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-06-02

しっかりたっぷり寝るつもりが何度となく目が覚めてしまい、こま切れの睡眠になってしまったのだけれど、トータルではそれなりに寝たはず。

そんな状態で、ベックスの30品目プレートで軽めのランチを済ませてから、小川町経由で初台へ。新国立劇場にてベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」を林田さんと一緒に観るOTTAVAのイベント。

ロビーに集合し、林田さんにレクチャーしてもらってから、14時開演。幕間には音楽ヘッドコーチの石坂さんにお話を伺う貴重な機会もあり、終演まで約3時間。

ワーグナーの曾孫にあたる女性の演出は、本来は勧善懲悪の物語を180度変えてしまい、無実の罪で牢に捕らわれている夫を救い出すはずの妻は夫とともに牢死させられ、牢から解放された歓喜と神への感謝を歌う合唱の中、囚人たちは牢に戻されていく。悪が蔓延る現実を突きつけるような演出は賛否両論を巻き起こしているようなのだけれど、オリジナルの勧善懲悪版のフィデリオを観たことがない私にとっては比較の対象がないことあり、今回の演出も十分にありだと思った。飯守泰次郎指揮、都響の演奏によるベートーヴェンの音楽とキャストの歌唱も素晴らしく、贅沢で濃密なひととき。

終演後はいつもどおり近くの居酒屋で、林田さんを囲んでオペラ談義。それぞれの感想に加えて、あの場面のあの動きは何を意味していたのか? 悪役の刑務所長は無実の英雄の妻に横恋慕していたのか? などなど、あれこれ語り合うのがとても楽しい。他の話題にも広がって盛り上がり、料理も美味しく、幸せ〜。

終演がいつもより早かったので20時過ぎにおひらき。もっと遅くなると思って22時台の切符を取ったという方と3人で二次会へ。サブナードの中にある格安の居酒屋でもうひと盛り上がりして、23時半過ぎに帰宅。

楽しかったぁ (^^)