まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-02-22

朝イチでパソコンを起動してすぐ、目に飛び込んできたのは大杉漣さんの訃報。えええええ〜っ! 病気の兆候などまったくなかったのに、「バイプレイヤーズ」の撮影があった日の夜に腹痛を訴え、松重豊さんが付き添って病院へ行き、そのまま急性心不全で亡くなったという。まだ66歳。とても信じられない。

昨日に続いて歌舞伎座へ。昼の部最初の「春駒祝高麗」は、襲名を寿ぐ曽我物。梅玉の工藤に錦之助芝翫の十郎・五郎、傾城たちには若手の梅枝、米吉、梅丸がそろい、華やかな一幕。

次は「一條大蔵譚」より檜垣・奥庭。新幸四郎の大蔵卿に時蔵常盤御前松緑・孝太郎の鬼次郎夫婦、歌六の勘解由に秀太郎の鳴瀬。作り阿呆の場面がやりすぎであざとくなってしまいがちなんだけど、新幸四郎の大蔵卿はそのあたりの加減が絶妙で、気品を保ちつつ、とってもキュート。見顕し後の凛々しさは言うまでもなく、予想以上に面白かった。

続いて「暫」。海老蔵の鎌倉権五郎に右團次、市蔵、男女蔵、九團次、弘太郎の赤腹、公家悪の清原武衡左團次さん。なんといっても海老蔵の目ヂカラがすごい。一度見たら忘れない独特な衣裳はものすごい重量で、ただ立っているだけで大変そうなのに大太刀を振り回すので、酸欠になりそうになる、と海老蔵がブログに書いていた。さもありなん。

最後の「井伊大老」でガラリと雰囲気が変わる。吉右衛門井伊直弼雀右衛門のお静、高麗蔵の昌子、歌六の禅師、梅玉の主膳に歌女之丞の雲の井。しみじみと良かったなぁ。今回の配役が当代のベストだと思う。幼くして亡くなった娘のための雛飾りが印象的で、これにちなんで地下の木挽町広場には吉徳の豪華な雛飾り。

15時半すぎの終演後、ほぼ5が月ぶりの美容院へ。いつもブローしなくてもまとまるようにカットしてくれて、毛先がはねたりしてまとまりにくくなったら行くのがお約束。たしか前回も前々回もスタイルは変えずに短くしただけだったんだけど、「ちょっと変えようか」とボリュームダウン。スッキリと軽くなった。

帰宅後、土曜日の絵の教室用に、金柑のパウンドケーキを焼く。「たまたま」という可愛い銘柄の金柑と、その甘露煮の両方を買ってきて、ケーキに使うのは甘露煮のほう。レシピの倍量でパウンドケーキ型2つ分。それぞれの型に生地を入れ、空気を抜くためにちょっと高いところから垂直に落とした時、ちょっとはねて型が斜めに傾いてしまい、あやうく生地がこぼれるところ。きちんと生地をならし直してから焼いたんだけど、均一にはふくらまず、傾いた側に偏ってしまった。くすん。