まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-07-26

朝からあいにくの雨。駅までバスに乗り、北千住駅構内のスタバで軽く腹ごしらえをし、「ケモノの城」を少し読み進めてから、東銀座の歌舞伎座へ。

千秋楽前日の昼の部。唯一、海老蔵が出演しない最初の幕は隣りが空席で、案の定、次の幕から来たのはよく見かける成田屋のご贔屓さん。徹底してるなぁ。パスされてしまったのは右團次の「矢の根」。笑也と弘太郎もともに澤瀉屋で、そういえば七月はかつて澤瀉屋の奮闘興行だったんだよねぇ、と感慨にふける。

ここからは海老蔵が出ずっぱり。まず「盲長屋梅加賀鳶」の梅吉としてスッキリとした風姿を見せた後、悪党の按摩道元に転じる。汚れ役を見せておいて最後にはかっこよく決まるという流れが多い中で、この作品は逆のパターン。花道にずらりと並ぶ鳶の中に、左團次さん、男女蔵さん、男寅さんと三代そろっていたのが嬉しい♪

道元という役は薄汚くて姑息で、これまで誰がやってもあまり好きになれなかったんだけど、海老蔵のは面白かったなぁ。走り方とか、普段は見せない動きに工夫があって、悪でありながら愛嬌もある。こういう役もできるのねぇ。

右團次の名を右近にゆずった右之助さんが今月「斎入」を襲名し、道元とつるむお兼を好演。劇中での披露も特になかったのが奥ゆかしい。

昼の部最後は「連獅子」で、海老蔵の親獅子に巳之助の子獅子。特に前半、まだ獅子の衣裳に変わる前の海老蔵の表情がとても印象的だった。やがて勸玄くんと連獅子を踊る日が来るとして、果たして自分はそれまで元気に歌舞伎座に通い続けていられるかしらねぇ。

毛振りを見せる後半で海老蔵の動きがややぎこちなく思え、やはり疲れがあるのだろうと思っていたら、なんと首がほとんど動かせず、振るたびに激痛が走る状態で、休演をすすめられたほどだったそうな。普通のときでさえ頭がクラクラすると言われる動きをそんな状態でよくもまぁ。しかもそのあと、夜の部も出ずっぱりなんだもの。たまった疲れがあとでどっと出ないか心配だわー。

帰りに再びスタバに寄り、「ケモノの城」を読み終えた。凄かった〜。さらに別のミステリーが読みたくなって、隣りの東武ブックスで、これまで1冊も読んだことがない伊岡瞬の「代償」という本を帯の推薦文に惹かれて購入。今度はあまりエグくないといいんだけど (^^ゞ

そのあと久しぶりにムーミンショップに寄り、ワッペンを数点。さらにオカダヤのリニューアルオープン記念セールが今日までだったので寄ってみた。レジの位置が変わった以外、どこがどうリニューアルしたのか分からなかったんだけど、「ダブルネットストール」のサンプルがユニークだったので、糸を買って織り図をもらった。手編みをする時間が果たしてあるのかしらん、と想いつつ。

帰宅後ひと息ついて、21時20分からホットヨガ歌舞伎座を観た日にヨガなんて初めて。一番積極的にレッスンを受けたいインストラクターさんのクラスになかなか都合が合わずにいたものだから。骨盤筋整で、よつんばいから右足と左手を上げて身体を支えるポーズだけはやっぱり痛くてお休みをした。いいかげん痛みがとれてもいいはずなのに。

再び帰宅後、お風呂に直行。今日はもりだくさんだったわー。