まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-11-16

しっかり寝て、9時前に起床。モスバーガーで腹ごしらえをしてから半蔵門国立劇場へ。向かう途中の車内で、修正加筆の案件が保留中のクライアントから、別の書類を英訳してほしいと。あらま。大急ぎじゃないそうなので、受注。

正午開演なので食事の調整が難しく、劇場内でお弁当を売っているものの、それを丸々ひとつ食べるほどじゃないからなぁ、とコンビニでおにぎりでも買うつもりでいたのだけれど、半蔵門の駅構内にあったコンビニも、駅前にあった別のコンビニも閉店してしまっていた。あらまぁ。

今月の国立劇場は「坂崎出羽守」と「沓掛時次郎」の2本。前者は大阪城の落城を前に救出された千姫をめぐる物語で、先月の歌舞伎座で観たばかりの「沓手鳥孤城落月」の続きを観ているかのよう。坂崎は救出の際に顔にやけどを負い、千姫は坂崎を疎んじて帰途の船中で本多平八郎を見染め、助けたら嫁にやるという家康の約束が反故にされ、鬱憤を募らせた末、本多のもとへ嫁ぐ千姫の行列に斬りかかり、家臣に留められ無念の思いで立ち尽くすところで幕が下りる。史実ではこのあと坂崎家は改易されている。実際の千姫事件では経緯に諸説あるものの、山本有三の戯曲をもとにした今回の作品では、坂崎はもともと先陣争いに加われなかったことを悔やんでいて、千姫救出は絶好の機会と勇んで飛び出そうとするところへ、家康が例の約束を口にする。もともと助けに行く気満々だったのだから、そんな余計なことを言わなければよかったのに。千姫も、史実はどうあれ今作では、大阪城から命からがら逃げ落ちてきたのに、自分を助けるためにやけどを負った坂崎を疎んじ、平八郎を見染めて嫁いでいくのも身勝手に思えるし、でも坂崎もそもそも功名心から助けに行ったのだから、そんなに姫に執着しなくてもいいのに、とも思うし…とあれこれ考えてしまうぐらいにリアルだった。鬱々として最後に爆発する役が松緑にピッタリで、彼の近年の役の中ではピカイチなんじゃないかなぁ。梅枝の千姫梅玉の家康。左團次さんが僧宗伝として、孫の男寅さんも松平の使者としてご出演♪

「沓掛時次郎」では、梅玉が家康からぐっと若返ってタイトルロールを演じる。旅の渡世人で、一宿一飯の恩義から争いごとの助っ人に立ち、やむなく相手の男を斬ってしまう。この早々に殺されてしまうのが松緑で、遺された身重の妻と息子まで殺そうとする男たちから二人を守り、以後、やくざな渡世から足を洗ってまっとうに行きていこうとするという、長谷川伸のお得意の世界。二人目の出産で命を落としてしまう妻を魁春。息子の太郎吉は松緑の息子の左近が演じていて、もうこんなに大きくなっちゃったのかぁ。とビックリ。あとあとまで時次郎を付け狙う二人組がてんで弱っちいのが面白かった。

ひさしぶりにアンケートを書いて提出したら、粗品としてチケットホルダーをもらった。重宝しそう。

結局おにぎりは食べなかったので、「おかめ」に寄り、あったか〜い味噌うどん。でもせっかくの甘味処なので、できたてホヤホヤであったかいおはぎをテイクアウト。

帰宅後、英訳をスタート。幸い、添付されていた参考書類のファイルがとても役立ち、それをベースに上書きしていくことで順調に進んだ。3時間ほどの作業で見直しも修正も終わり、メールも書き終え、ファイルを添付しようとしたら、あれ? あれれ? ファイルがない???

あるべきフォルダーにないだけでなく、他のフォルダーにもゴミ箱にもなく、ワードの「最近使ったもの」にも、パソコン全体の「最近使った項目」にも出てこない。印刷もして上書き保存をしてファイルを閉じたのに、どうしてワードでまったく作業をしなかったことになってるの??

最悪の場合は印刷したハードコピーをもとに作業をやり直すしかないかぁ … でもあきらめきれなくて、あれこれ調べているうち、小1時間かかってようやくファイルを発見! ファイル名が不完全だったみたいで、プログラムフォルダーのへんなところに保存されていた。それにしたって、作業はワードでしたんだから、その痕跡すら消されてしまっているのは納得がいかないわぁ。

そんなこんなで、送信したのは1時すぎ。日付が変わる前に納品できるはずだったのにぃ。

… これでやっと、実際に昨日の日付のところまで追いついたぁ (^^)