まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-03-25

午前中に、夕べ終わった和訳の見直しと修正を済ませ、クライアントに送信。担当の先生にレビューしてもらって、そのコメントを反映させたファイルを残り9つの書類のベースにする予定なので、ひと区切りついてスッキリさわやかに歌舞伎座へ。

その前に軽く食事を、とモスバーガーへ。大豆のパティが美味しいという評判をネットで見かけたものだから。あっさりしていてたしかに美味しい。でも大豆のパティは野菜バーガーだけ(ソースはアボカドとオーロラの2種類)。モスのミートソースも好きだから、大豆のパティで定番のモスバーガーやモスチーズバーガーも作ってほしいなぁ。

「菅原伝授手習鑑」の後半は「車引」から。桜丸と梅王丸を菊之助愛之助が前半から引き続いて演じているのがいい。染五郎の松王丸に萬太郎の杉王丸。弥十郎の時平公は貫禄十分。全般的に若返っているから、この幕のように荒事めいた場面では皆、力がみなぎっていて、三兄弟がそろって見栄を切る場面では、拳にこめた力が客席まで伝わってくるかのようだった。

「賀の祝」の白太夫左團次さん♪ 八重は前半に続いて梅枝が演じ、孝太郎の千代と新悟の春が加わる。桜丸の切腹。年1回の上演としても二十数回は観ているはずなのに、なんだかとっても心にしみて、涙がじんわり。

最後の「寺子屋」は、「賀の祝」よりさらに上演回数が多い場面だけれど、やはり通しで観ると、特に千代の胸の内が察せられてなんとも切ない。松緑の源蔵に、壱太郎の戸浪。廣太郎の涎くりはちょっと固いかな。

幕間に、左團次さんの番頭さんが松葉杖をついているのを見かけ、心配できいてみたら、下り坂で転んで剥離骨折してしまったとのこと。移動が多いお仕事だから、さぞ不便だろうなぁ。

夜の部には、鑑定団でおなじみの北原照久さんがいらしていた。

帰りの日比谷線で、若い女の子2人が「寺子屋」の話をしていて、松王丸が病気っぽく咳き込んでいたのに、後半ではフツーにしっかり歩いていたじゃんねぇ、と笑い合っていた。いやいや、あれは時平公からいとまをもらうための仮病だから、と説明したかったけど、混んでいたからあきらめた。松王丸と染五郎の名誉のために、誤解をといてあげたかったわー。

帰宅後には和訳の続き。遊んだ分、しっかり仕事しないとね ^^;