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ようやくおひなさまを織り終えた、その時点では、木枠の上できれいな長方形になっていた。太い毛糸が入っている段といない段とで横幅に違いが出てしまい、背景にあたる細い綿の糸の部分の織り方を調整しながら何度もやり直して、やっときれいな長方形になったと満足していた。ところが、木枠からはずしたら、経糸にテンションがかからない状態になった途端、おひなさまが並んでいる部分だけが横にふくらんでしまっている。くすん。

少しでも形を整えたくて、また全体にピシッとハリを出したくて、糊付けをしてアイロンをかけてみた。それでもまだ全体の形が歪んでいて、このままじゃタペストリーにはできないなぁ、と悩み、布地でフレームを作り、輪郭部分を隠そうと思いついた。

赤い地に白い花が描かれている可愛らしい端布を選び、接着芯を張ってみたけど弱いので、厚紙をはさんで補強し、織地の四辺に極太の毛糸を置き、それを布地で巻き込んで厚みを出しながら縫いとめていく。同じ幅に、縫い糸が見えないように、まっすぐなるように、と慎重に縫ったつもりなんだけど、ようやく縫い終わったら、歪んでる…。でも、もう直せない。

毛糸の輪をつけて吊り下げみたら、ありゃ。歪んでいるのは全体の形だけじゃなく、形を整えるために縦横に引っ張りながらアイロンをかけた時におひなさまも引っ張られ、男雛はまるで踊っているみたいだし、女雛はまるで赤ちゃんを背負っているみたい。それに、さわってみたら、背景からぷっくりと盛り上がるように太い毛糸にしたのに、アイロンをかけたせいでぺたんこになってる。ああ大失敗。糊をつけずに、アイロンも背景の部分だけにすべきだった。でもでも、なんかこう、楽しげな雰囲気 … かな？

そうこうしているうちに全豪オープンの11日めが始まり、ヴィーナスがバンダウェイを、セレナがルチッチバローニをそれぞれ下し、女子シングルスの決勝戦はウィリアムズ姉妹対決に！　楽しみだわー。

林田さんの Liberta は、めずらしくオール・モーツァルト。そして Liberta が終わってすぐにフェデラー対ワウリンカの準決勝が始まり、フィナルセットまでもつれ込み、激戦を制したのはフェデラー！　決勝戦の相手はナダルかディミトロフか。ナダルなら両者ともに復帰後の大舞台となるゴールデンカード、ディミトロフならフェデラー対ベイビーフェデラーの闘い。できればナダルとの試合が見たい！

夕べは結局、寝ていないのに、明日は今月最後の歌舞伎が待っているので、今夜は早寝 (^^)