まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-10-08

昨日は1日中ずっとガラガラ声のまま。レノ織りが楽しくてついつい夜明け近くまで織り続けてしまい、それからお風呂でようやくベッドに入ると、どうも横になると咳が出るみたいで、でも依然として熱もないし鼻水も出ないし、ひょっとして喉の病気だったりして、と考え始めたら不安になってきて、どうせ寝付けそうにないので、声帯ポリープ咽頭がん喉頭がんなどの自覚症状を調べてみたら、いずれも「声枯れ」というのがあって、ますます不安に…。どっちみち9時半すぎには起きる予定だったので、結局そのまま寝ずじまい。

10時を待って11月歌舞伎座の優先予約を済ませたあと、耳鼻咽喉科へ。先月、左耳にポチッとできたとき以来で、そのときは空いていたのに今日は大混雑。それでも、医師は院長先生ひとりなのに実に手早く、短い時間で次々にさばいていくので、待ち時間は10分足らず。一度に約10人が呼ばれ、診察室の中のソファで待機するシステムで、その間、小さい子の診療が何度かあり、耳や鼻に器具を挿し込まれるのを嫌がってギャン泣きする子が多く、看護師さんが膝の上に載せて診察台に乗り、左右から別の3人が押さえ込み、無事に診療を終えるとご褒美のシールか何かがもらえる。その大変そうな診療も看護師さんたちの役割分担がしっかり決まっているのか、特に打ち合わせもなく素早い連携プレイで見惚れてしまう。

そうこうしているうちに私の番。問診票には「声枯れ」と書いておいたのだけれど、それでも耳鼻咽喉科の名の通り、耳、鼻、喉の順番で診ていく決まりのようで、その結果、やはり鼻がつまっているし、喉も赤く炎症を起こしているから、やっぱり風邪だと。ホッ。「今日こんなに混んでるのもほとんど風邪の患者さん」と先生。そうなのかぁ。最初から風邪だと思ったらおそらく総合病院の内科に行っていた。風邪で耳鼻咽喉科という発想はなかったなぁ。2種類の薬剤を鼻から吸入するネブライザーを終えた後、喉の炎症を抑える薬を4種類処方され、薬局で購入して帰宅。

昼食を簡単に済ませ、本来は今朝の分の薬を服用してから、大泉学園へ。まだまだガラガラ声なので、絵の教室でも最初はビックリされ、そのあと、このところ何かと病院通いが続いているのを心配して頂いた。たしかにねぇ。しばらく黙っていた後に思わず発した声の低さに自分で笑ってしまったりしていたのだけれど、特に喋るのを我慢することなく普通にしていたら、徐々にガラガラ度が和らいで、「だいぶいつもの声に近づいてきたよ」と言われる状態まで改善。やっぱり病院でもらう薬って効くのねぇ。

玉三郎の「阿古屋」の絵は、構造が入り組んだ銀の簪(かんざし)を細かいところまで描き込み、シルバーホワイトで作った陰影の一部に若干の黄変が見られる顔の部分にチタニウムホワイトを白粉のように重ね、鼈甲の櫛に厚みを持たせる工夫もしてみた。「あと2回ぐらいで完成させましょう」と先生。… 頑張りますっ!

終了後、以前は「画廊茶房 節」だったのが「小料理画廊 来ちょくれ」に様変わりしたお店へ、初めましてのご挨拶。お酒によく合いそうなお惣菜の数々をあえて日本茶で頂く。飾らない家庭料理で、以前からの常連さんたちでほぼ満席。和気あいあいで賑やかで、とてもいい雰囲気だった。

夜の分の薬もしっかり服用。喉の病気でなく、ただの風邪で良かったぁ (^^)