まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-05-24

昨日の昼の部に続いて、今日は夜の部。だから少しゆっくり、とアラームは遅めにセットしておいたのに、まず6時すぎに目が覚めてしまい、次は8時すぎ、9時半すぎにまた目が覚めたところで、あきらめて起床。

すっかり身支度を済ませ、いつでも出られる状態にして、パソコンに向かう。少しでも和訳を進めておかないと。英文の契約書は最後に一般規定がくることが多く、比較的スムーズに進む。あと1時間ちょっとあれば終わるんだけどなぁ、というところで時間切れ。

歌舞伎座の團菊祭。夜の部の最初に「勢獅子音羽花籠(きおいじしおとわのはなかご)」と題し、町のお祭りで一同が華やかに揃っているところへ、菊之助の長男和史くんが初お目見得。初日は菊之助に手を引かれて花道を歩く途中に転んでしまい、菊之助が抱きかかえて舞台に上がっても、両手で顔を隠したままだったと記事で読んでいた。それきり歩くのがいやになってしまったのか、今日も最初から抱きかかえられて登場。挨拶を、と言われても顔を隠してしまう。でも「お手を拝借」と菊五郎から声がかかると、小さな手でちゃんと拍手。そのあと自分から客席に手を振る様子もまた可愛らしく、菊五郎吉右衛門という二人の祖父だけでなく、見守る役者陣もみな目を細め、客席もメロメロ。将来は、海老蔵長男の勸玄くんと、和史くんとで舞台に並ぶ日が来るんだろうなぁ。それまで長生きしたいわー。

三人吉三」は菊之助のお嬢、海老蔵のお坊、松緑の和尚で、かつての「三之助」が揃う。黙阿弥の台詞はやっぱり耳に心地よいなぁ。お嬢に川に落とされてしまう夜鷹のおとせを右近くん。

次は「時今桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)」で、通称「馬盥の光秀」と呼ばれる場面で、場所は本能寺。歌舞伎では本能寺の場面はあまり出ないから、と文楽の「絵本太功記」を観たばかりなので、ちょっと驚いた。松緑の光秀。吉右衛門團十郎も演じているけれど、かつて「大橘」と呼ばれた十七代羽左衛門の舞台がとても印象に残っていて、調べたら1995年の6月だった。もう20年以上経つのかぁ。

忍の一字で屈辱に耐える場面の緊迫感。怒りを爆発させる瞬間の激しさ。松緑にはとてもよく合っている役だと思った。ただ、團菊祭にしてはちょっと重いかなぁ…と感じさせる幕切れのあと、海老蔵菊之助の「男女道成寺」で一気に華やかになる。今月は、昼夜ともに狂言立てがよく考えられている。

昨日、たまには三階へ、と上がってみたら「福うどん」なるお店ができていたので、今日の幕間で食べてみた。麺そのものが紅白になってる。おもしろーい。コシもあって、美味しかった。

その直後、通路でかつての同僚にバッタリ。そもそも私が歌舞伎にはまったのは彼女に誘われて三階で観るようになったからだった。ついこの間も、別の元同僚と赤坂でバッタリ会ったばかりなので、なおビックリ。

今日も急いで帰宅して、11時ぐらいから和訳の続き。最後の最後に、通常の契約書にはない珍しい条項が出てきて、これが複雑で分かりにくく、予想外に手間取ってしまった。それでも午前1時すぎに、ようやくゴールイン。90ページの和訳がひととおり終わった。ただ、最後に出てきた条項の影響で全体に微調整が必要になり、該当する箇所を検索しながら手直しするのに小一時間。そのあと目次を作り、やっと完了。印刷している間に、お風呂へ。

一応、ガーゼだけ残してビニールの手袋をして入ったんだけど、手首をのゴムがゆるかったのか、水が入ってしまい、お風呂上がりにガーゼをはずしてビックリ。水ぶくれの箇所だけでなく、その周囲までふくらんでる! もうしばらくガマンすれば、水ぶくれの箇所だけペロンと皮膚がはがれるのかと思っていたのに、どうやら赤みが引いてただの日焼けのようになっている周囲の部分もはがれるらしく、指でそっとさわると全体の皮膚が動く状態。これは予想外。小さな穴があいている箇所を探して、入った水を全部出しきるのがすごーく大変だった。これからは濡らさないようにしないと!