まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-04-30

8時前に起床。9時ちょっとすぎに家を出て、駅構内の Beck's でモーニングセット。腹ごしらえが済んだところで東銀座の東劇へ。

若手歌舞伎俳優の尾上右近クンがブログで劇団☆新感線のゲキ☓シネ「朧の森に棲む鬼」を観てきた、と書いているのを読み、そうそう、私もそれ観るつもりだったのを忘れていた、とその場でネットで予約を入れた。で、東劇に着いて発券したら、そのチケットには「蛮幽鬼」と違う作品のタイトルが。あれ? あれあれ?

が〜ん。「朧の森に棲む鬼」は昨日までだったのねん。どうして予約する時に気付かないかなぁ。「蛮幽鬼」も観るつもりではいたのだけれど、染五郎が出ていた「朧の森に棲む鬼」を見逃してしまったのが残念。

蛮幽鬼」のゲキ☓シネ版は2010年に公開されたもので、復讐に燃える飛頭蛮を演じる上川達也の気迫がすごい。彼を助けているように見えて実は…という裏のある殺し屋を堺雅人が演じ、終始あのトレードマークのような笑顔で、人を殺す瞬間でさえあの笑顔を絶やさない。それだけに、ふと笑顔が消えた時のインパクトが強く、舞台の堺雅人を観るのはおそらく初めてで、とても新鮮に映った。ヒロインを稲森いずみ。テレビでの彼女はほとんど印象に残っていないのだけれど、マイクを使っているにしても台詞に力強さがあり、表情もとても良かった。堺雅人の役と同じ部族に属する男を早乙女太一が演じ、女性の姿で踊りも披露。新感線らしいスピード感あふれるエネルギッシュな舞台で、文句なしに楽しめた。ああでも、やっぱり「朧の森に棲む鬼」も観たかったなぁ。

11時から14時すぎまで「蛮幽鬼」を楽しんだあと、日比谷線丸ノ内線を乗り継いで四谷へ。駅から徒歩で数分のジャズ喫茶いーぐるにて、OTTAVA プレゼンターの林田さんによる「ジャンル横断的クラシック講座」の第4回。私が参加するのはこれが2回め。

3時10分前ぐらいに到着し、3時半に始まって、たっぷり3時間余り。今回は「声の響きのもたらす魔力」と題し、オペラを中心に様々なボーカリストの貴重な音源を聴かせてもらった。マリア・カラスパヴァロッティ、MET でもおなじみのナタリー・デセイディアナ・ダムラウ、ファン・ディエゴ・フローレスヨナス・カウフマンなどなど。MET のライブビューイングをたくさん観てきたおかげで知ってる歌手が多く、余計に楽しめた気がする。ただ聴くだけでなく、林田さんの解説もとても面白いので、事前に配られるレジュメにメモメモ。贅沢な時間。

帰りに御茶ノ水に寄り、いつものエチオピアで、いつもの野菜豆カリー。ああもう明日は5月なのねぇ。連休中はラ・フォル・ジュルネもあるのに、国別シリーズ、ホントに終わるのかしらん。がんばらないと〜!