まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-04-27

口語体案件の追加の打診に返信するには、遅れている別の案件の見通しを確認しないと、と担当の先生にメールをしておいた。朝イチでその返信。クライアントの都合でまだ見通しが立たないので、他を優先していいと。そっかぁ。でも、もうひとつ、国別シリーズもなんとかしないといけないし…。

てことで、口語体の追加は連休明けまで待ってもらうことにして、連休中に国別シリーズを片付けることを目標にすることにした。連休中は、クラシック音楽の一大イベント「ラ・フォル・ジュルネ」があるから、うまく時間調整をしないと。

そのラ・フォル・ジュルネOTTAVA が生放送をするための資金を募るクラウドファンディングがその目標額250万円を達成したあと、さらに特別番組を作りたい、と350万円のストレッチゴールを設定。いきなり100万円のプラスはハードルが高いんじゃ、と思っていたのに、夕べ遅くに達成! その後も出資が続き、最終的に455人から385万円余りが集まった。すごーい! 

そして今日は、ラ・フォル・ジュルネのために来日したスペインのピアニスト、ルイス・フェルナンド・ペレスさんをお迎えする OTTAVA のサロンコンサート。ラ・フォル・ジュルネのペレスさんのソロのプログラムは抽選にはずれてしまい、残念に思っていたところ、OTTAVA のほうは3倍の倍率の中、当選して招待され、紀尾井町サロンホールへ。

ハイレゾ音源を配信しているプライムシートとの共同企画で、OTTAVA とプライムシートの両方で配信するプログラムを録音するためのコンサートで、ペレスさんの生演奏を至近距離で、わずか50人で、しかも2時間以上も聴くことができる贅沢なひととき。

ペレスさんの演奏は、ピアノに対する認識がすっかり変わってしまうぐらいに個性的で、ものすごく繊細だったり、爆発的に情熱的だったり、と多面的にくるくると変わる心象風景の中にすっぽり取り込まれたような感覚に襲われ、優美で官能的でさえある音の渦の中で「もうどうにでもして」状態。演奏を聴いてこんな状態になったのは初めてで、ただもう驚きつつ、それはそれは幸せな時間を過ごしたのだった。

帰りの車内でも、アンコールで弾いてくれたドビュッシーのベルガマスク組曲より「月の光」が頭の中でリフレイン。今日のサロンコンサートが近いうちに放送されるのも楽しみだけれど、ハイレゾとはいえ生演奏にかなうはずはないから、今日あの場にいられたことは本当に幸せだった。

はぁ…。すごい演奏だったなぁ…!!! すごすぎて、演奏のことで頭がいっぱいで、せめて会場の写真でも撮ればよかったのに、まったく思い至らなかったわー。