まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-04-20

アラームで一度ちゃんと起きたはずなのに、どうやら二度寝してしまったらしい。ハッと気づいた時には9時を回っていて、慌てて飛び起き、バタバタと身支度をして、起きてから約20分で家を出る。不思議にギリギリで目が覚めてどうにか間に合うことが多く、こういう時、いつも思う。きっと誰かが … というか、母親が起こしてくれているんじゃないかと。起こしてくれるなら、もうちょっと早く、とも思うんだけど (^^ゞ

向かった先は歌舞伎座。四月大歌舞伎の昼の部。木挽町には立派な鎧兜が飾られていた。

幕開きは「松寿三番叟」で、松也が人形遣いを、染五郎が三番叟の操り人形を演じる。途中で糸が絡む場面もあり、楽しい。ただ、演劇評論家渡辺保さんが「マリオネットのピエロのようだった」と書いていて、あ、そうそう、そんな印象だった、と頷いた。化性の仕方もあるのか、衣装も音楽も典型的な「和」なのに、どこか洋風に感じたのだった。

宇野信夫作・演出の「沖津浪闇不知火−不知火検校」のタイトルロールを幸四郎。残虐非道の限りを尽くす主人公に悪の魅力を…感じられればいいのだけれど、なんかこう、どんどん気持ちが引いていき、最後まで高揚することはなかった。結果的に消化不良で、帰宅後、36年ぶりの再演だった2013年9月の演舞場でも観ているはず、とこの日記で検索してみたら、その時も幸四郎で、「どうにもこうにも気持ちがついていかない」「この話は、ダメだぁ」とやっぱり否定的。物語そのものの問題なのかどうか、一度、別の配役で観てみたい。

陰惨な話のあとには楽しい「身代座禅」。前の幕の最後まで寺社奉行として舞台にいらした左團次さんが、25分間の休憩を経てすぐ、白塗りの奥方様として登場。浮気な殿様を仁左衛門、殿様の身代りを務める太郎冠者を又五郎。私の席が中央ブロックちょっと右寄りの最前列で、まさに目の前に左團次さん♪ 幸せ〜 (^^)

帰宅後には斎藤さんの Salone を聴きながら口語体の和訳を進め、明日レコーダーのチェックに量販店からスタッフが来訪予定なので、万が一そのまま回収になると録画してある番組を見られなくなるので、Salone の終了後、和訳を中断してまず「エクスタント」を見る。そのあとBSで圭くんのバルセロナオープン、対デバッカーの試合を観戦。あっさりストレートで快勝! そのあとさらに「クリミナル・マインド」を見て、残りの録画は時間のかかる映画ばかりなのであきらめ、仕事再開。

午前4時近くまでかかって、ファイルをひとつ訳し終えた。ふぅ〜。