昨日どうにか仕上げた確定申告書類一式。いつもは朝一番で提出に行くのだけれど、今日はたまたま18時半から東劇でメトロポリタン・オペラのライブビューイングを予約済み。一度戻ってまた出かけるのも面倒なので、税務署から東劇までの時間調整の間に切り貼り作業ができるように、と手帳に貼る写真のコラージュをハガキ大のシール用紙に3枚分。印刷を終え、税務署で必要になるかもしれないから、と念のため印鑑も持参して、出かけたのが午後2時頃。
駅までの途中にランチ。「シータラ」のスープカレー。それから北千住に移動し、税務署へ。入口すぐの提出場所は空いていて、バックから書類一式の入ったファイルを取り出すと…がーん! 出てきたのは提出書類を入れたファイルではなく、資料をまとめたファイルのほう。間違えたー! ああもう、今回はデータの再入力を招いたミスにしても、いつものおっちょこちょい、では済まない大きなミスばっかり。どうかしてるわー。
今日の日付を提出日として印刷してしまったから、明日に延ばすと印刷し直さないといけないので、やむなく自宅に取りに戻ることに。気温が上がり、ダウンじゃ暑いぐらいなのに急いで歩いたからなお暑くて、たまらずフリースのパーカーに着替え、再び税務署に着いたのが4時すぎ。書類に不備はなく、無事に提出完了。「お疲れ様でした」と言われ、思わず「本当に疲れました」と返したくなるのをぐっとこらえる。
駅構内のスタバでひと休み。以前、税理士さんから少しでも経費を増やすために、カフェで書類の見直しなど仕事をした時には、コーヒー代も経費に入れていいと言われ、そのとおりにしてきたのだけれど、その結果、少額のコーヒー代の入力件数がとても多くなっていた。今回は経費を2回も入力したからなおさらで、スタバのカードを作ればチャージするときだけの計上で済むことに気づき、何年も通っているスタバで今日初めてカードを作成。
昨日と今日の一連のドタバタを手帳に細々と書き込む。来年への教訓。ふと見ると、テーブル席でパソコンを開いているのは OTTAVA のリスナーのMさん。でもきっと彼のほうは私のことを知らないだろうから、声をかけるのは勇気がいるなぁ、と思っていたら、彼が私のスマフォの裏に貼ってある OTTAVA のステッカーに気づき、自分のパソコンのカバーに貼ったシールを指差してニッコリ。それでスムーズにご挨拶ができた。ステッカーのおかげ♪
そのあと東銀座に移動し、プロントでもカードを作成。系列店のカフェソラーレで使える。上島珈琲店はすでにカードを作ってあるから、よく行くカフェのほとんどはカバーできた。
ライブビューイングでは2度めの「トゥーランドット」。主役のニーナ・ステンメは姫というより女王の貫禄ながら、カラフを守るために自ら命を断つリューの無償の愛を目の前にして狼狽する姿や、カラフの口づけに陶然となって崩れ落ちる場面など、愛を知らず、恐れすら抱いているがゆえに氷の鎧を身にまとっているのが伝わってきた。舞台上に百人以上はいるんじゃないかと思う豪華絢爛な宮殿の場で、ステンメのソプラノとかラフのテノールは合唱とオケの大音量を凌駕し、まさに壮大かつスペクタクル。目からも耳からも大いに刺激を受け、確定申告がらみのゴタゴタのストレスがすべて消え去っていくような爽快感。これこそがカタルシスというものなんじゃないかしらん。
10時ちょっと前に終演。帰宅後、ほぼ日のサイトをのぞいたら、4年に一度の閏日をオフィス全体で「さぼる日」と決め、社員(ほぼ日では「乗組員」という)が思い思いの過ごし方を次々に写真入でアップしているのがとても面白くて、ものすごい量の記事を一気読み。夜7時の集合時間に間に合わないのを承知で沖縄まで飛んでしまう人もいれば、6時間かけてドレッドヘアにした人、近場で温泉やエステ、マッサージ、映画や落語等を楽しむ人、美味しいものめぐりをする人、キャンプ体験、凧揚げ、漫画の一気読みなどなど、それぞれの過ごし方を読みながら、自分だったらどんなふうに過ごすかなぁ、と考えてみた。4年かけて伸ばした髪をばっさりベリーショートにするとか? 平凡な発想しか出てこないわー。