まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-11-29

ベッドに入ったのは午前5時近くで、その後どういうわけかなかなか寝付けず、インターホンで目が覚めた時も、まだ眠いよぉ、ともぞもぞしていたのだけれど、ハッと思い出した。なにやらテレビ関係のマンション全体の保守契約が変更になるとかで、JCOMの担当者が各戸のテレビの受信状態をチェックに来ることになっていた。もう一度インターホンが鳴ったので、5分だけ待って、とお願いしてバタバタと身支度をしながら、もうひとつ思い出していた。10時からマンションの総会があって、出席すると届けを出してあったのに、すっかり忘れて寝過ごしちゃった。やってもうた〜。

テレビのチェックは十数分で終わったんだけど、すごく不思議な話し方をする人で、見かけは普通のオジサンなのに、中身はアイドル志望の女子高校生か中学生ぐらいじゃなんじゃないか、みたいな、どうにも背中がムズムズしてくるような違和感。

片付け物やらなんやらでバタバタと動き回ったあと、早めに家を出て、北千住のスタバで訳文の見直しをするつもりが満席。それならば、と東銀座に移動し、演舞場近くのスタバで、と思ったらここも満席で、その先のカフェ・ド・クリエにやっと落ち着く。焦がし醤油を使った揚げ茄子としめじのパスタ(大葉ソース和え)で腹ごしらえをしてから、訳文の見直し。短い英訳と、和訳の残りの見直しを終え、ひと息ついたらちょうどいい時間。

東劇でメトロポリタン・オペラ今シーズンの第3作「タンホイザー」が午後6時から上映開始。いかにもワーグナーらしい壮大な序曲がOTTAVAでもよくかかるのに、オペラ自体はまだ観たことがないので楽しみにしていた。基本的に予習をせず予備知識ゼロで臨みたいので、タンホイザーが主役の名前だということも今日観て初めて知った。

肉欲の世界に溺れた主人公が教皇の赦しを得るために巡礼の旅に出る。このあたりまでは、キリスト教の教義云々はよく分からないから入り込めそうにないなぁ、と思いながら観ていた。なのにラストでは涙が止まらず、自分でもビックリ。これが音楽の力なんだろうなぁ。指揮者のレヴァインが観客の大声援に応える姿を見ているだけでうるうるしちゃう、というのもあるんだけども。主役のヨハン・ボータよりも、親友のヴォルフラムを演じたペーター・マッティのほうが輝いていたような…。

終演が10時45分と遅く、帰宅してほどなく日付が変わり、NHK BS のプレミアムシアターで、エクサン・プロヴァンス音楽祭で上演されたヘンデルの歌劇「アルチーナ」を放送していて、ロッシーニの「アルミーダ」に似ていると思ったら、どちらもギリシャ神話の魔女キルケがもとになっているらしい。演出がユニークで、SMっぽい場面は不用な気がしたけども、不可思議な面白さで、ついつい最後まで見てしまった。オペラ三昧 (*^.^*)