まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-05-11

夕べのうちに仕事がはけて、そういえば案内ハガキを頂いていた手織の作品展がもう始まっていたような…とハガキをチェック。日本橋高島屋で12日まで。ありゃ。じゃあ明日行こう! と夕べ寝る前に思い立った。

でも作品展にお邪魔するのって、大抵の場合30分ぐらいで済んでしまうので、せっかく出かけるなら日本橋でどこか寄るところはないかしらん、とネットで調べたら、コレド室町のTOHOシネマズ日本橋で、杉浦日向子さんの漫画が原作のアニメ「百日紅」をやってる。日向子さんの漫画で文庫化されているものはほとんど持っていて、葛飾北斎とその娘の暮らしを描くこの作品はお気に入りのひとつ。よし、決まった!

というわけで、13時55分からの上映のチケットをネットで予約し、出かけて行った。9日から上映が始まったばかりのせいか、8割ぐらいは席が埋まっている盛況ぶり。冒頭の江戸の町並みを俯瞰した場面から、その風情ある作画に惹き込まれ、衣擦れの音とか、物売りの声とか、ディテールもとても良いと思った。館内のパネルで、北斎の声は松重さん、娘お栄の声は杏さん、ということだけ情報を得て、お栄の母の声が美保純さん、善次郎の声が濱田岳さん、とそこまでは耳で分かったんだけども、高良健吾さん、麻生久美子さん、筒井道隆さん、立川談春さんの4人の声は、誰だっけ誰だっけと思うばかりで、クレジットを見るまで分からなかった。全体的にとても好きな作品だったけど、音楽だけはあまり好みじゃなかった。ギャップのある選曲のほうが流行りなのかもしれないけど、せっかくの情緒が吹き飛ばされてしまうんだもの。

コレド室町で手土産を調達し、高島屋に移動して、作品展 … のはずが、ギャラリーではなく販売コーナーの一角で、特に作品展としての表示もなく、他の売場とまったく変わらない状態だったので、ちょっとビックリ。案内ハガキを下さったのは、手織教室の亡くなった先生と長年のお付き合いがあった大ベテランの先生で、これまでにも何度か作品展にお邪魔している。ご自分で草木染めをした細いリボンを糸の代わりに使った作品が多く、シルクの光沢がそれはそれは美しい。特に私がさんざん苦労した「ナミナミ」のよろけ縞のスカーフで、色合いがとてもステキな1枚に一目惚れをしてしまい、あくまで売場としての設定のせいか、私にも手が届くお値段だったので購入したいと申し出ると、「気を遣ってくれなくていいのよ」と。いえいえ本当にほしいんです! と再度お願いすると、「じゃあ…」と遠慮がちに、大幅な値引きをして下さった。憧れだったリボンのスカーフ。いつかは自分でも挑戦してみたいから、目標にもなる。嬉しい♪

小腹が空いて、千疋屋フルーツパーラーに寄り、スパイシーココナッツカレーとフルーツミックスサンドのハーフ&ハーフ。両方そろってから写真を撮りたかったんだけど、ミックスサンドがなかなか来なくて、カレーのほうは写真を撮る前に食べちゃった ^^;

帰宅後は手織を進めながら、林田さんの Salone のあと録画の消化。エクスタント、アイムホーム、Dr.倫太郎、64、News Roomシリーズ3の初回、と盛りだくさん。アイムホームは相変わらず主人公をいい人に演出しすぎだし、Dr.倫太郎は、解離性障害が明らかとなった女性を演じる蒼井優も、彼女から大金をむしり取る毒親役の高畑淳子もすごくいいのに、倫太郎の同僚である精神科の教授が患者の症状として倫太郎が指摘する病態の知識がなかったり、と矛盾が多くて残念。視聴者に説明する必要からなんだろうけども、他にいくらでもやり方があるだろうに。