昨日に続いて東銀座へ。歌舞伎座の「寿初春大歌舞伎」千穐楽の昼の部。
幕開きは「金閣寺」で、染五郎の大膳、七之助の雪姫、勘九郎の東吉、男女蔵さんの運平。最前列だと、見どころの雪姫が足の指で鼠を描くところがほとんど見えない ^^; ラストで桜の花びらがこれでもかと舞い散り、通路をうめつくすほど。若手ばかりのフレッシュな舞台。
「蜘蛛の拍子舞」では、七之助が儚げな雪姫から凛々しい若侍の源頼光に変わって登場し、美しい白拍子として現れる玉三郎がおどろおどろしい蜘蛛の精に変身。染五郎の坂田金時に勘九郎の渡辺綱。今月はあちこちで芝居があるからどこも手薄で、一人何役もこなさないといけないから大変なのねん。
最後になって重鎮の登場。「一本刀土俵入」の駒形茂兵衛を幸四郎、お蔦を魁春、波一利義十親分を歌六、辰五郎を錦之助。ラストで毎回「よくできた芝居だなぁ」とうなってしまう。なんともいえない風情のある船大工の場面が好きで、今月は錦吾、友右衛門に宗之助。芦燕さんの老大工がとても良かったなぁ、と懐かしく思い出した。
急いで帰宅して、録画しておいた全豪オープン8日め。圭くん対フェレール戦。序盤からずっと圭くんのペースで、一方的とも言える展開。流れを手放すことなく、危なげなく3−0完勝。今までで一番、安心して見ていられる試合だった。これでベスト8!