まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-02-25

昨日の夜の部に続いて、今日は昼の部。こちらも通し狂言で、「心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)」。お祭り佐七を團十郎で観たことを思い出して、昨日の勘三郎にしても、最近は、歌舞伎を観るたびに切なくなってしまうことが多くて困っちゃう。

女が愛しい男のために心にもない愛想尽かしをする、という流れは御所五郎蔵と同じで、左七も五郎蔵も、真意を図ろうともせずにいきなり女を斬り殺してしまう(しかも五郎蔵が殺したのは人違いで別人)。ちょっと踏みとどまって冷静になればいいのにねぇ。でも、それじゃあ芝居にならないか。

染五郎は、日本駄右衛門より、こっちの左七や九郎兵衛のほうがニンだなぁ。七之助も、一途な娘のお房より、伝法なお時のほうが好き。菊之助は、結婚してパパになったせいか、一段と落ち着きを増したような。松緑も、以前はバットマンのような化粧(主に眉)が気になることが多かったんだけど、最近はスッキリとしているし、悪役より懐の深い誠実な役柄で光るようになってきた。私が歌舞伎を観始めた時にはまだまだ少年だった彼らが…、とつい感慨にふけってしまうねぇ。

木挽町広場には見事な雛壇飾り。夜の部の終演後にはなかったから、毎日飾っては片付けているのねぇ。大変そう。

終演後にいわて銀河プラザに寄り、いくつか買い物をしたあと、ずんだアイスを食べてみた。ツブツブした食感が楽しい。

帰宅してひと息ついたらコンブリオのお時間。確定申告の準備がなかなか始められないわー。