まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-02-24

夕べ訳文を送った先のクライアントから、3月末決算のため請求書は早めに、と連絡があったので、すぐに作成。封筒の表に切手を貼り、左下に「請求書在中」のスタンプを押したつもりが、間違えて自分の住所印を押してしまった。う。でもまぁ、いいかぁ、と右側にあらためて住所印を押した…つもりだったのに、これがまさかの「ケシポン」。郵便物を捨てる前に自分の住所などを消すための真っ黒なアレ。なにをやっているんだか。

作り直した請求書をバッグに入れて東銀座へ。歌舞伎座の向かいのポストに投函。たまたまクライアントの住所がこの近所だから、すぐに着きそう。

今月は若手中心の「花形歌舞伎」で、夜の部は「白浪五人男」として知られる「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」の通し。浜松屋と稲瀬川勢揃いの場だけで上演されることが多く、それだと浜松屋の冒頭に登場する目付きの悪い男がそれっきりになってしまうのだけれど、通しだと彼も手下で、五人男が勢揃いの場で見せる晴れ着を受け取りに来ていることが分かる。

染五郎の日本駄右衛門を頭に、菊之助の弁天、七之助の赤星、松緑の南郷ときて、新鮮だったのが亀三郎の忠信利平。梅枝が演じる千寿姫は、顔も知らない許嫁に恋い焦がれ、その許嫁を名乗る男に身を任せ、騙されたと知ると谷底へ投身。幸い息を吹き返したのに、死を覚悟した赤星と出会い、共に死のうと今度は入水。なんとも短絡的なお姫様。

盗賊たちを捕える側の青砥藤綱は最後にちょっと出るだけなのに、タイトルに名前を冠されて、美味しい役どころよねぇ。

この芝居には、勘三郎がまだ勘九郎だった時代に通しで上演されることになり、それまで通しで観たことがなかったから楽しみにしていたのに、私が子宮筋腫で入院してしまい、手術後どうしても行きたくて先生に相談したら、「お腹を切ったばかりで何時間も座っていられるわけがないでしょう!」と呆れられ、泣く泣くチケットを友人に譲ったという思い出が…。

二度目の幕間に3階に上がり、「めで鯛焼き」の列に並んだら、かろうじて私の次の次の人までで、久しぶりにありついた。焼きたてはやっぱり美味しいなぁ。

明日は昼の部なので、今日は早めにおやすみなさい。