まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-08-08

不祝儀袋が御佛前のしかなくて、薄墨の筆ペンも出が悪いので、自転車でビューンと買いに出た。最近、炎天下を徒歩で出かけるのがしんどくてバスに乗ってしまうことが増えてきたものの、自転車ならなんとか耐えられる。

帰宅後、喪服に着替え、バスで駅へ。帰宅は夜になるから、荷物になる日傘は持たずに出たら、バス停にいたほんの数分だけでクラクラしそうだった。

なんとなく気が急いて、待ち合わせの時間にピッタリの電車より1本前に乗ったら、「なんとなく早く来るような気がして」と同級生が早めに迎えに来てくれていた。以心伝心?

斎場に着き、「先生おいくつだった?」ときいても、集まっていた同級生たちの誰も把握していなくて、遺影がまた若々しく、ますます年齢不詳。いくつもの学校を歴任していらしたので焼香の列が延々と続き、自分の番になった時、その若々しい遺影を前に当時の先生の笑顔を思い出し、一気にこみ上げてきてしまった。

精進落としの席で隣りにいらしたのが先生と同世代と思われるグループで、「万年青年だったよなぁ」「十月の誕生日で70になるはずだったって?」という会話が聞こえ、同級生たちに伝える。自分たちが中学生の時に三十代だったとすれば … そのぐらいか、とみな納得はしたものの、とてもそんな年齢には見えなかったねぇ、と驚きを新たにしたのだった。

別の同級生がやっている居酒屋に十数人が集まった。しばらく集まっていなかったから、久しぶり。同期会に不参加で何十年ぶりかの同級生もいて、いつも以上に昔話に花が咲く。一方、次の同期会までにもう訃報がないといいねぇ、と、これは切実。

帰りの車内で、会葬御礼の封筒を開いたら、中から出てきたのは通常の文面ではなく、先生ご自身が生前にしたためたと思われる文章で、それがなんとも先生らしくて、またちょっとウルウルしてしまった。

十時半過ぎの電車で帰宅し、すでに日付が変わる頃になってハタと気づいた。九月歌舞伎座の優先予約の日だったのに、すっかり忘れてしまっていた。がーん。急いで予約サイトにアクセスしたけど、いやぁ、キビシイ。特に夜の部は希望の席がほとんどなくて、かなり早い時期に観ることになっちゃった。午前中はウチにいたのになぁ。くすん。

写真は、お店のカウンターに飾ってあった鷺草。いろいろ写り込んじゃってるけど ^^;