まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-06-28

かろうじて5時間ちょっと眠れる計算だったのに、4時間サイクルに邪魔をされて早く目が覚めてしまい、二度寝もできそうにないのであきらめて起床。その代わり、余裕をもって歌舞伎座へ。

日本茶を買う時はいつも伊右衛門なんだけど、昨日に続き、海老蔵に敬意を表し、おーいお茶♪

第三部の助六以外は演目のチェックもしていなくて、さて何が始まるのかしらん、という状態。幕が開くと、舞台の上は華やかな仲之町。あらあら、今月は吉原に始まり吉原に終わるのね。朝っぱらから籠釣瓶のはずはないから、てことは鞘当か。はい、大当たり。

不破は長身で橋之助と分かり、声で再確認。でも山三が分からない。深編笠の下からのぞく口元が勘三郎のようで、ハッとした。よく似ているのは勘九郎? でも声が違うなぁ。イガイガした声。台詞回しは勘三郎譲りで、やっぱり勘九郎だった。喉を痛めて声が割れていたのかなぁ。

三津五郎の喜撰を観ながら、先代を思い出していた。所化がたくさんの豪華版で、お梶の時蔵は今月この一役だけなのねぇ。

次の幕は、浅葱幕の左右に岩場が見え、葵太夫が語り始めるとほぼ同時ぐらいに俊寛と分かって、ちょっと気が重くなった。この芝居、どうも共感できないんだよなぁ。妹尾が左團次さんなのは嬉しいけど、殺されちゃうしぃ。

第二部の初めは「寿曽我対面」。浅草で工藤を演じた海老蔵が五郎で、十郎は菊之助と若い兄弟に対し、工藤の仁左衛門で舞台が締まる。さすがの貫禄。

そして菊五郎の土蜘蛛。飛び交う蜘蛛の糸の美しさに、近くの席にいた外国人のカップルが興奮ぎみで、なんだか嬉しくなっちゃった。

歌舞伎座を出てスマフォの電源を入れると、仕事のメールが2通。どちらも新たな案件の打診で、ひとつはごく短い契約書だけど、もうひとつは合計約80ページの大物で、しかもいざスタートするとなるとかなりの急ぎらしい。うーむ。

夜はウインブルドンの観戦をしながら手織りの続きを進め、ようやく最後まで織り終えた。目が詰まっていて、湯通ししてもレースにはなりそうにないなぁ、と思いながら、念入りに湯通し。ほとんど変化はない。乾くと違うのかなぁ。あまり期待できないわー。