まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-02-03

作品展の最終日は5時に閉めて搬出なので、着物ではなく身軽な格好で出かける。

中学時代の同級生がさらに2人来てくれて、幸い人の少ない時間帯だったのでゆっくりお喋りできた。午後からはメンバーそれぞれの知人が訪れ、満員御礼のギャラリーを外から見ると、大人気のギャラリーのようでなんだか嬉しい。

来客が多いと時間が経つのもあっという間で、気がつけばもう5時。搬入時は絵の位置やライティングの調整にある程度時間がかかったけど、片付けるのは早い早い。降ろした絵をダンボールにしまった後、3台の車にそれぞれ積み込む間に手織りの作品を撤収。再びガランとしたギャラリー。お世話になったギャラリーの方にご挨拶をし、1週間を過ごしたギャラリーともしばらくお別れ。

I さんが日本語を教えた留学生(絵の先生もそのひとり)と一緒にライオンへ。黒ビールが美味しい。名物の紙カツジャーマンポテト、ピザや塩焼きそばなど、どれもビールによく合う。天上が高く広い店内。いかにもドイツのビヤホール的なインテリアもいい雰囲気で、「いい絵になりそう」と先生が何枚も写真を撮っていた。私もつられてパチリ。

9時前におひらきで、大荷物を抱えて帰宅。絵は I さんにお願いしたから身軽なはずなのに、なんやかやで結構な荷物だったから、どっぷりと疲れた。

これで終わりだと思うと寂しい気もするなぁ。この一週間、帰るとなんにもする気がしなくてあれこれほったらかしにしていたので、軌道修正しないと。

たまりにたまっていたメールをチェックしたりしていたら、あっという間に日付が変わり、国立劇場の初春歌舞伎が早くも放送されるというので録画予約をしようとテレビをつけたら、ニュース速報のテロップ。團十郎の訃報。反射的に大きく息を吸い込み、それきり固まってしまった。なんてことなんてことなんてこと! 享年の66という数字だけがやけに大きく目に映り、何も考えられない。中村屋の不在もいまだ現実のこととして受けとめきれていないのに、團十郎までが逝ってしまうなんて。愕然。