まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-01-23

昨日に続いて今日も演舞場。初春大歌舞伎の夜の部。しっかり寝たから大丈夫 … なはず。

「ひらかな盛衰記」より「逆櫓」での幕開け。久しぶりに観る気がする。樋口は幸四郎に合っていると思う役のひとつで、武家の女房だとくすんでしまいがちな福助のお筆も、愁嘆場も控えめで悪くなかった。なにより良かったのが錦吾の権四郎。高麗蔵の娘との相性も良かった。右隣りのオバサマはずっと居眠りしていたけども。

團十郎の休演で、「七段目」の由良之助を幸四郎が代役。吉右衛門が平右衛門で出ているので、今月の座組では仕方ないか。夜の部の「吃又」と同じく雀右衛門の追善で、お軽を芝雀、赤垣源蔵に友右衛門。孫の廣太郎・廣松もそれぞれ助右衛門と力彌で顔を揃える。吉右衛門の平右衛門は、奴なのに立派すぎちゃうのが難点かなぁ。

「釣女」も久しぶり。大名と太郎冠者がそれぞれ自分の花嫁を「釣り」に行く話で、大名は目のさめるような美女を、太郎冠者は醜女を釣り上げてしまうのがおかしみで、誰が美女を、誰が醜女を演じるかがお楽しみなのに、「点呼」とりのような大向うがいて、出てきた途端、被布で顔を隠しているのに屋号を叫ぶものだから、誰だか分かってしまい、ガッカリ。ルール違反だろう! それを差し引いても、三津五郎の醜女は醜女なんだけどもかわいらしくて良かった。橋之助の大名は、姿はいいのだけれど、やたらとハイトーンの声を大きく出そうとしているようで不自然だった。もっと普通にやればいいのに。

連日熱戦の続く全豪オープンは、出かける前にアザレンカ対クズネツォフ戦だけを観戦。優勝候補のセリーナが体調不良もあって劣勢なのを途中まで見て、帰宅後に敗退を知る。どんなに実力があり、また相手が格下であっても、必ず勝てるわけじゃないんだよねぇ。

写真は演舞場の山かけ蕎麦。蕎麦食堂で食べるたび、いつもこのメニューになっちゃう (^_^;)