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しっかり寝ておきたいのに４時間で目が覚めてしまい、その後も寝たり起きたりを繰り返して、11時すぎにベッドから出た。BSをつけたらまた画像が乱れていて、そんなにひどい雨？　と窓の外を見たら、真っ白！　初雪なのに大雪！　これから出かけるのに！

初の生オペラだからそれなりにオシャレして行くつもりだったけど、この大雪ではそうもいかない。ダイヤの乱れを見越して早めに家を出て、駅まで向かう途中、気をつけていたのにスッテーン。「大丈夫ですか？」と声をかけてくれたのがとっても感じのいい人で、そのまま話しながら駅へ。彼は上野へ、私は渋谷のオーチャードホールへ。

千代田線は途中から、すべての駅に電車が停まっている状態だからと各駅で時間調整の繰り返し。車内アナウンスに従い霞ヶ関で銀座線に乗り換えた。いつもどおりなら２時前に渋谷に着く計算なのに、遅れに遅れて２時50分。３時の開演に間に合うように急ごうにも踏み荒らされた歩道はぬかるんでいて、混雑をかき分けて進むどころか転ばないように歩くのが精一杯。

開演が10分遅れだったのでなんとか間に合い、いよいよ初の生オペラ。ライブビューイングで十分だと思っていたのだけれど、どういうわけか「フィガロの結婚」には縁がなくて観る機会がなく、プラハ国立劇場の公演があると知り、チケットも歌舞伎と同じぐらいだったのでチケットを取った。まさかその日にこんな雪になるなんてねぇ。

あえて予備知識を入れずにいったので、こんなストーリーだったのね、コンブリオでもよくかかるあのアリアはこんな場面で歌われるのね、と新鮮な驚きでいっぱい。イタリア語で、左右に表示される字幕は、重唱の間は全員の歌詞がそれぞれに表示される。ライブビューイングではメインのひとりだけで、他の人の歌詞が気になることも少なくないので、ぜひこの方式を取り入れてほしいなぁ。

３時間余りがあっという間。大満足。いつかメトロポリタン・オペラも生で観てみたいなぁ。

無事に帰れるのか心配。でもお腹が空いてしまったので、開演前に寄るつもりだったモスバーガーで、ブルーチーズバーガーを頬張る。

表参道で綾瀬行きが３本続き、常磐線への乗り入れは中止されてしまったのかと不安を抱きつつ乗る。でも幸い４本目が我孫子行きで、綾瀬から歩かずに済んだ。でも道路の状態は朝より危険で、家までの道のりがひどく遠く感じる。でもスマフォで聴いていたコンブリオに励まされ、帰りは転ばず、無事に帰宅。明日は手織教室なんだけどなぁ。自転車は無理にしても、皆さんいらっしゃれるかどうか。心配だぁ。