まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-10-25

今日は2本立て。というか劇場のハシゴ。

まずは演舞場。最前列のど真ん中。しっかり寝たから大丈夫 … 多分。

幕開きは「義賢最期」で、この芝居には「戸板倒し」と「仏倒し」という2つのみどころがある。2枚の戸板を平行に並べた上にもう1枚を渡し、その上に義賢が乗り、戸板を支えていた捕手が手を放すと3枚の戸板ごと横倒しになるのが「戸板倒し」で、今月の舞台写真の中にその流れを組み写真にしたものがあり、めずらしいので購入。「仏倒し」のほうは、階段の上で仁王立ちになった義賢が息絶え、そのままバタリと前に倒れて階段の下まで崩れ落ちるというもの。痛そうなんだよねぇ、これが。愛之助の義賢は姿も口跡も良く、立派。

続く「京人形」は、右近の左甚五郎に笑三郎の女房、笑也の人形と澤瀉屋揃いで、途中ちょっとだけ意識が飛んでしまった。大丈夫じゃなかった。ごめん。

これで幕間にお腹をいっぱいにすると次の幕も危ないのでほどほどにしておいたら、獅童一心太助を演じる「江戸っ子繁盛記」はメチャメチャ楽しくて眠気など感じるヒマもなく、こんなことならしっかり食べておくんだったと後悔したぐらい。将軍家光の暗殺を企む悪役が愛之助で、この人、色悪も相当いけそう。毒殺のおそれもあるので食事もままならず、大久保彦左衛門が用意した寿司を一度にほおばりすぎて、彦左衛門の顔に吐き出してしまうアクシデントもあり、家光の奥方を演じる高麗蔵のはじけっぷりも楽しく、とにかくよく笑わせてもらった。シリーズ化してほしいぐらい。

十月の歌舞伎は毎年「芸術祭」で、そのわりに今月は若手ばかりだなぁ、と思ったら、今月は「大歌舞伎」ではなく「芸術祭十月花形歌舞伎」となっていた。なるほど。

演舞場の終演後、北千住駅の構内のスタバで時間調整。その後ハンズでちょっと買い物してから、マルイの最上階にある「シアター1010」へ。「隠蔽捜査」舞台化の第2弾で、前回同様 I さんと席は別々だけどご一緒。いい舞台だったのに、客席の入りは6割程度と寂しかった。もったいない!

終演後も I さんとご一緒に、前回と同じお店へ。あのガラスの器を用意してくれていて、1つ2,500円で譲って下さるとのこと。お店で使っていたものとはいえ、もっと高価だと思っていたのに。「その代わり」とおせち料理のカタログも袋に入っていた。さすが商売上手。でも何万もするおせち、注文は … ないですぅ。

まだ食事をしている最中にスマフォのバイブがブルルン。急ぎの仕事が入ってしまった。あうう。

さんざん遊んじゃったあとだから、しっかり仕事しないとね。幸い短い書類で、午前2時すぎに完了して送信。ふぅ〜。