まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-09-22

台風一過。朝イチで仕事の依頼。でも日曜日までは私用のために時間が取れず、申し訳ないと思いながら月曜日以降になってしまう旨を伝えたところ、それでもいいと言ってくれて、6ページの和訳を受注。その2時間後、別のクライアントから、しばらく前に納品した英訳に修正が出たので作業をしてほしいと。受注した案件の分だけずらして火曜日か水曜日以降になってしまうと伝えると、これまたそれでもいいとのことなので、受注。そしてさらに1時間後にまた別のクライアントから、ビッシリ細かい2ページの和訳依頼。どうしてこう重なってしまうかなぁ。さらにずらして木曜日以降になる旨を伝える。1週間後となるとさすがにそれでもいいとの即答はなく、確認して後日連絡とのこと。申し訳ないけど仕方がない。

そしてさらにさらに、東劇へ向かう電車の中で4件目の依頼。ここまで集中するのはめずらしい。これがあいにく30ページ近くもある急ぎの案件で、底までは待てない、と当然のお答えでキャンセル。く〜っ!

2連チャンの東劇から演舞場に場所を変え、中村歌昇改め三代目中村又五郎中村種太郎改め四代目中村歌昇襲名披露の秀山祭九月大歌舞伎の夜の部。中村光輝という本名で子役時代に出ていた映画を観ている。樹木希林さんがまだ悠木千帆という名前で看護婦役だった。古い映画だから年がバレちゃうけれども、あの光輝さんが又五郎先生のお名前を継ぐのねぇ。今月休演の芝翫さんが新又五郎さんについて「素直な芸」と評していて、うんうん、と頷いた。息子の種太郎君、黒木メイサ顔。目が似ている。

最初の幕「沓手鳥孤城落月」は、芝翫の代役で福助淀君に、新又五郎の秀頼。階段落ちを披露する裸武者に「成駒屋!」と声がかかるのだけれど、誰だか最後まで分からず、筋書きを見て児太郎君と分かってビックリ。ようやく子役から娘役ができるようになったぐらいと思っていたので、成駒屋といえば児太郎君がいるけどまさかね、と候補からはずしていたのに。淀君は … やっぱり芝翫さんで観たかったな。

口上の仕切りも芝翫の代役で吉右衛門。意外にも初めてだそうな。列座する一同からのお祝いは、よく言えば真面目、悪く言えば通り一遍のお言葉ばかりで、もうちょっと盛り上げてほしかったなぁ。

「車引」には、新又五郎の梅王丸に新歌昇の杉王丸と襲名の二人が揃い、新又五郎の兄歌六も時平で見守り、さらに藤十郎が桜丸、吉右衛門が松王丸で華を添える。お祝いの一幕。

最後は、吉右衛門が当たり役にしていた「石川五右衛門」を染五郎が引き継ぎ、宙乗りでツヅラ抜けを披露。松緑の木下久吉(=秀吉)がなんだかすごく良かった。そういえばこの人、以前は化粧が不自然で違和感を感じることが多かったのに、最近あまり気にならなくなったなぁ。まだちょっと眉頭の先端をとんがらせすぎだと思うんだけど〜。

帰宅後は早々にお風呂に入り、明日は昼の部だから早寝を決め込む。ハードな週で、ちょっと疲れが出始めているので、しっかり寝ないと!