まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-03-04

今日は体力勝負。というか気力と集中力か。そのために夕べはしっかり寝ておいた。向かった先は東銀座の東劇。余裕を持って出かけるつもりでいたのに、なぜか家を出る前にバタバタしてしまうのよねぇ。結果、ギリギリ。特に今日は電話予約のチケットで、10分前までに自動発券機で手続きしないといけないのに、東銀座に電車が着いた時点で12分前! おそらく10分前には間に合わなかったはずなんだけど、なんの問題もなくスムーズに発券。10分前って単なる目安?

2時半上映開始の「わが心の歌舞伎座」。いつでも観られると思って延ばし延ばしにしていたら、上映期間の終わりが近づいてきちゃったから。2度観て2度とも嗚咽した、という人もいて、自分は泣けるのか? と気になりながら観ていた。果たしてどうだったかというと、鼻の奥がツンツンするような感覚を2度ほど味わったものの、それがピークだったなぁ。1度目は、勘三郎が小さい頃に歌舞伎座で遊び相手になってくれた元従業員の女性を招待したときのエピソードで、人とのつながりをことさら大切にする中村屋らしい。2度目は、歌右衛門の納骨の日、歌舞伎座を見せてあげたいと立ち寄ると、舞台上に道成寺の道具がしつらえてあった場面で、話としては知っていたのだけれど、映像で観るとまた違った。涙こそ出なかったものの、20年余り歌舞伎座に通いつめたひとりとして、やはり観ておかなければいけない作品だったし、こういう作品を残してくれたこと自体に感謝したい思いでいっぱい。

途中休憩をはさんで5時半すぎに終了。一度外へ出て、まず東劇の窓口で、5月以降のMETライブビューイング3作品分の前売券をチケットと引き換える。そのあと、プロントのヨーグルトを使ったラテを飲んでみたくて行ったんだけど、5時半までなんだって。ガックリ。仕方なく東劇に戻る。そう、これからさらにMETライブビューイングの「ニクソン・イン・チャイナ」。これまた休憩込みで3時間半余りの長丁場。

ニクソン大統領の中国訪問をオペラにしたもので、ニュース映像を見ているような不思議な感覚。英語なのでつい歌詞に聞き入ってしまう。「魔笛」のときはかえってそれを邪魔に感じて、歌詞が分からないほうが純粋に音楽として楽しめるように思ったのだけれど、今回は史実として知っている事柄だし、音楽より演劇としての要素が色濃く出ていたので、歌詞が分かることでより理解できたと思う。仕事柄、つい字幕と比べて疑問に思ったり考え込んじゃったりするのが難点なんだけど。

最初の休憩中、最後列に斎藤さん発見! 観に行くつもり、と番組中で仰っていたので期待してはいたのだけれど、始まる前にお見かけしなかったから、きっと別の場所でご覧になっているのだろうと思っていた。仕事で遅くなってギリギリに入れてもらったとのこと。お会いできて嬉しい♪ あまりうるさくしては申し訳ないから2度目の休憩は遠慮して、10時すぎの終演後、駅のホームまでお喋りしながらご一緒させて頂いた。楽しかった〜! 嬉しすぎて日比谷線の車内でも気を付けていないと頬がゆるんじゃう (≧▽≦)

しっかり睡眠をとった甲斐あって、一度も眠くならずに合計8時間近い長丁場を乗り切れた。というか、睡魔が近寄る隙がないぐらい、どちらの作品も充実してたから。斎藤さんにもお会いできたし、とってもいい日だったわん。そして明日は新しいパソコンが届くはず。楽しみ!