まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-02-03

夜に備えてゆっくり睡眠をとり、和訳をひととおり終えてから、5時すぎに東銀座へ。スタバで軽く腹ごしらえ、と思ったのにサンドイッチやフィローネなど食事になりそうなものはすでに売り切れ。スイーツ系しか残っていなくて、仕方なくアールグレイロールをチョイス。う〜ん、やっぱり甘すぎる。こんなに甘いアイシングをかけるなら生地は甘さを抑えればいいのに。

さて時間だ。7時上映開始のMETライブビューイング、今シーズン第5作の「西部の娘」。オペラなのにウェスタンって、と実はあまり期待していなかった。もともと映画とかでもウェスタンものって好みじゃないから。ところが、ちょうど百年前にMETで世界初演された際は大評判をとり、プッチーニ自身もこの作品を自分の最高傑作と評していたとのこと。それに同意するかとインタビューできかれた指揮者のニコラ・ルイゾッティが「子どもが何人かいれば末っ子が一番かわいいのはありがち」と答えていたのが面白かった。

プッチーニアメリカで観た舞台演劇に触発されて書いた作品で、ゴールドラッシュ時代のカリフォルニアが舞台なのにイタリア語。特に印象的なアリアがあるわけではなく、ところどころオリエンタルな旋律が独特で、音楽だけをとれば「マダムバタフライ」に通じるものがある。物語は、ウェスタンといってもガンマンたちの銃撃戦とかではまったくなくて、何十人もの鉱夫たちの中でひとりマドンナ的存在の女性をめぐる恋愛ドラマ。予想以上の面白さで、なんだかとっても得した気分。

オペラを楽しんでいる間に大事なメールが2通。ひとつは中学時代の同級生のお母様が亡くなったという連絡で、本人から、もうしばらく前に入院して最期を待っている状態だときいていた。もうひとつは仕事の件。少し前に英訳した契約書のもとの日本語に修正が入ったので対応してほしいと。急いで返信。

終演が10時半すぎだったので、帰宅してひと息ついたらもう日付が変わってしまった。帰りの車内で今野敏「レッド」を読了。明日は朝早いから早寝しないと!