まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

らしくない?

朝イチでホットヨガ。快眠ヨガという初めてのクラスで、快眠につながるポーズを覚えたら寝付きがよくなるかな、と期待して。同じ考えの人が多かったのか、最大だと思っていた15人よりひとり多かった。これが本当の最大かな? 7月にはもとの人数に戻るんじゃないかといういう噂もあるけど、完全に終息するまではやめてほしい。

帰宅後ひと息ついて、またまた視聴期限の迫った作品があるものだから、ウィーン国立歌劇場の「シモン・ボッカネグラ」。2回めの配信で、去年10月のライブ配信に続き、今回は2018年5月の舞台。演出は変わらないんだけど、なぜだか前回よりすごーく良かった。どこがどう違ったのかうまく説明できないのがもどかしい。METでも活躍しているトーマス・ハンプソンのタイトルロールに、ドミトリー・ベロッセルスキーのフィエスコ、マリーナ・レベカのアメーリアにフランチェスコ・メーリのアドルノ、オルハン・イルディスのパオロ。

シモン・ボッカネグラは実在の人物で、毒殺されたのも史実らしい。その経緯が詳細に伝わっているわけではないのに、そこからふくらませてこれほどドラマチックな作品に仕上げる技量。素晴らしい。

そのあとは演奏会形式のフランスオペラ特集をBGMに和訳をスタートしたんだけど、ロイヤルオペラハウスのプッチーニ「三部作」の配信がまもなく終わってしまうことを知り、METのライブビューイングで唯一アンコール上映もされない作品なので、やむなく仕事を中断。

「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」の3つを続けて上演するもので、「ジャンニ・スキッキ」は単独で観たことがある。

「外套」は、若い妻が浮気をしていると疑った夫がその相手を殺してしまい、外套に包まれた亡骸に妻が驚愕したところで幕。夫をルーチョ・ガッロ、妻をエヴァ=マリア・ウエストブルック、浮気相手をアレクサンドルス・アントネンコ。

「修道女アンジェリカ」は、貴族の娘が未婚で出産したことで家を追われて修道女となり、手放した息子のことだけを思って暮らしていたのに、その息子がすでに病死したことを知らされ、自ら命を断ってしまう。シングルマザーが珍しくない現代では共感を得られにくいという理由でアンコール上映もないのかなぁ。エルモネラ・ヤオのアンジェリカ、その叔母である公爵夫人をアンナ・ラーション

「ジャンニ・スキッキ」はよく知られた作品で、「マクロプルス事件」と同じく遺産相続をめぐる話でありながら、まったく印象が違いコミカル。「外套」の夫だったガッロのタイトルロールにフランチェスコデムーロのリヌッチョ、エカテリーナ・シウリーナのラウレッタ、その他の親族一同もそれぞれに個性的で面白かった。

観ながらチクチク。土台の糸の青を活かそうと、結びかがりの線だけの模様にしてみたら、イメージ以上にカラフルで、やけにかわいいモチーフになってしまった。また「らしくない」って言われそう。

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すっかり遅い時間になってしまったので、先にお風呂を済ませてから、涼みながら和訳の続き。でも明日は早起きしないといけないので夜なべするわけにもいかず、2時間ほどで切り上げた。明日以降、仕事もしっかり頑張らないと!