まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-12-22

しっかりよく寝て、日比谷へ向かう。今月の歌舞伎は日生劇場。前にもこの劇場で、玉三郎海老蔵で「海神別荘」を観たことがあるはず、と思って調べてみたら、2000年3月だって。もう約十年前だなんて、ビックリ。

「摂州合邦辻」の玉手御前は菊之助。3年前の国立劇場では藤十郎だったから、一気に45歳ぐらい若返った。役の実年齢に近いだけに、生々しい妖しさがある。美しさは申し分なく、芯の強さもしっかり見せて、「蹴殺すぞ!」と羽曳野に迫る場面は気迫十分。梅枝の俊徳丸も端整で凛々しく品もあり、女形だけじゃなく若衆も良いわぁ、とうっとり。さらに右近の浅香姫は、義太夫の姫が初めてとは思えない落ち着きがあり、可憐。次郎丸は亀三郎で、この芝居、美声ぞろいで耳にもとっても心地良い。自身も玉手御前を演じてきた菊五郎が合邦に回る。こうしてだんだん役が若返っていくにつれて、自分の目線も変わりつつある。娘役より母親のほうに共鳴しちゃうからねぇ。

続いて「達陀(だったん)」。御園座博多座のは観ていないから、約6年ぶり。大勢の僧侶による群舞はいつ観ても圧倒される。所作台を踏み鳴らす音の連打、切れのいいエネルギッシュな所作。相当練習しないとこうはそろわないだろうなぁ。

終演後、携帯電話の電源を入れると、夕べ打診のメールをくれたクライアントから返信があり、ゴーサインが出た! わ〜い♪

ちょっとスタバに寄っただけで帰宅し、まずはコンブリオの残業カフェにエントリー。「達陀(だったん)」からの単純な連想で「ダッタン人の踊り」をリクエスト。達陀とダッタン(韃靼)の間になにか関係があるのか、ネットで調べてみたけど分からなかった。

今年1年で残業カフェへのエントリーが2番目に多かったのが私ではないか、と斎藤さん。そ、そうかしらん? 私の場合、残業というよりは単に夜型なだけだから、ちょっとうしろめたい (^^ゞ

コンブリオを聴きながら、ゴーサインが出たばかりの仕事を進める。納期は28日だけど、すぐに終わっちゃいそうだなぁ。