まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-11-01

まだまだ生のクラシック・コンサートは数えるほどしか経験がなく、まして I さんとご一緒となれば居眠りなどという失礼があってはならないので、しっかり寝なくちゃ、と思うと余計に寝付けなくなってしまうのよねぇ。だもんだから、いいかげん体内時計の修正を、という思いとは裏腹に就寝時間はずれ込んで、結果的に目が覚めるのは午後。そうなるともう、コンサートは夜なのにそわそわと落ち着かない。だってミューザ川崎なんて行ったことがないんだもん。

結局、かなり早い時間に家を出て、スタバでひと息ついてから向かうことにする。スタバはもう明日からクリスマスだそうで、盛りだくさんのグッズのパンフレットをもらった。「裏に商品が山積みで大変なんですよ」と店長さん。そうだよねぇ。トナカイの人形がやけにかわいらしくて、ちょっと惹かれる。

駅前に今日、都内で2番目に大きいダイソーが開店しているのだけれど、これから出かけるのに寄るわけにもいかず素通り。さあ川崎へ。と書くといかにも遠そうだけど、西日暮里から各駅の京浜東北でトコトコ行っても40分足らず。大泉学園に行くのと時間的にはほぼ変わらないのね。ちょっと意外。

西口を降りると目の前にすぐミューザ川崎がドド〜ン。こういう迷いようのない建物って好きだわぁ。方向音痴フレンドリー。

I さんがチケットを取ってくれた4列30番の席を探すと、なんと3列目までは席がなく、右寄りながら最前列。ひぇ〜っ! こんなの初めて。緊張しちゃう。ほどなく到着した I さんも同様に驚いていらした。縦長に大きいパンフレットは表紙の配色がステキだと思ったら、ブーニン自身が描いた油絵だそうで、またまたビックリ。

今夜は「オール・ショパン・プログラム」。ポロネーズ第3番イ長調作品40-1「軍隊」、ポロネーズ第4番ハ短調作品40-2、アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ作品22、休憩をはさんで、ノクターン第4番ヘ長調作品15-1、ソナタ第2番「葬送」変ロ短調作品35というラインアップで、アンコールは私でも耳になじみのあるワルツ第7番嬰ハ短調作品64-2。ものすごくエモーショナル&ドラマチックな演奏で、激しく揺さぶられたり、切ない音色にとろけそうになったり。とっても濃密なひとときだった。アンコールが終わっても鳴り止まない拍手に応え、再び登場したものの、静かにピアノのフタを閉じ、「もうおしまい」というジェスチャーとともにニッコリ。思わず客席からも笑いが起こり、なごやかな終演。ステキだったぁ!

すぐ近くのラゾーナ川崎プラザにはものすごい数の飲食店がズラリ。迷いに迷って、トップスのカレーに決定。野菜たっぷりのキーマカレーを選び、トップスのおなじみチョコレートケーキのハーフサイズがつく。素敵な音楽を楽しんだあとに美味しいご馳走。ああ幸せ。

帰りの車内で今野敏「奏者水滸伝 阿羅漢集結」を読了。面白かった!

今日は「心の栄養」をたっぷり注入。そして明日も。うふふ♪