まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-08-04

いくら早寝したからって4時すぎに目が覚めてしまうなんて。二度寝したものの5時すぎにまた目が覚め、今度はなかなか二度寝できなくて、ようやくうつらうつらしたと思ったらまたパッチリ覚めてしまって、6時を回っていたのでそのまま起床。なんだか寝た気がしないわぁ。枕が変わったぐらいで眠れなくなることなんてないはずなのに。

時間がたっぷりあるので手帳に昨日の出来事をメモしたり、朝っぱらからタティングレースに手を出したり。朝食は8時にホテルのバイキング。普段が普段だから朝からそんなには入らない〜。

9時半にチェックアウトで、ホテルから徒歩3分のイベントスペースで着物の販売愛。パスするわけにいかないから仕方がない。手織りを始めてから織地の柄よりむしろ織り方に興味が出てきて、あれこれ作家さんに質問してみたり。自分で織るようになると着尺を織るのがどれだけ大変かがよく分かるから、高値でも納得してしまう。とはいえ今の状況ではとても買うわけにいかないから、今回は見るだけでカンベンしてもらおうと思ったのに、買わなくてもいいからとにかく試してみて、といつもの着せ替え人形。着尺のままで着たように見えちゃうからすごい。

着せてもらったのは、生成り色の地に葡萄唐草のバリエーションを緻密にでなくササッと簡略にスモーキーカラーで描いた小紋。これまでの私の着物とは違って可愛らしいというか女性らしいというか、ちょっとはずかしいけどなんだかうれしい、みたいな。これだけで終わらずに、次に着せてもらったのは芭蕉大島。張りのある生地で、サーモンピンクとあずき色の中間ぐらいの色に凝った模様で、これもまた女性らしく、さっきの小紋よりちょっとお姉さま風。合わせた帯がシルクロードをモチーフにした個性的なもので、帯だけで120万円強! いかにも手間のかかった織り方だから無理もない。

着せ替え人形が終わると、やっぱり値段の話にならざるを得ない。2回目のほうは着物も帯に負けないぐらい高級だから問題外で、小紋のほうは比較的手頃な値段で、しかも作家さんが私が着てくれるならと値下げしてくれたとのこと。といっても○十万円レベルの話。さらに、本来なら着物の値段に仕立て料やらなにやらプラスするところを大幅に引いて、担当さんもビックリの良心的な値段が提示された。仕事が順調なときなら思い切って買っていただろうなぁ。それぐらい気に入っていたし。でもさすがに今はそんな状況ではないことを説明し、納得してもらった。ない袖は振れないからねぇ。

併設されれたレストランでフレンチ風のランチのあと、来た時と同じ4人でタクシーに乗り、義経ゆかりの鞍馬寺へ。木陰では風が涼しいものの、階段の上り降りでまたしても汗みずく。かき氷が美味しかったぁ!

京都駅16時半近くののぞみで18時半すぎに東京着。結局、売上にはまったく貢献しなかったのに、この2日間、自分ではほとんどお財布を出さないままの大名旅行。また新しい着物が買えるぐらいに忙しくなる日が来るといいんだけど〜。