作品展6日目の今日は、ひとつ手前の東銀座で降りて新橋演舞場へ。ギャラリーのオープンと同じ時刻に昼の部が開幕。
「名月八幡祭」は、筋書きによると7年前に松竹座で上演されているけれど、これは観ていないので実に11年ぶり。福助の美代吉は前回と同じで、縮屋新助は吉右衛門に代わって三津五郎。今回歌六が演じた殿様が前回は亡くなった宗十郎さんかぁ。懐かしいなぁ。深川芸者の強気やはすっぱなところはいいのだけれど、コミカルになりすぎ。歌昇の三次にもう少し色悪としての魅力がほしい。芝喜松の母親がいかにもいそうで良かった。殺し場で本水を使う。涼しげだけど、芝居の効果としてはそれほどでもないような気が…。新助が障子に刃物を突き立てた途端、血しぶきが飛び散るタイミングが絶妙。
富十郎の「文屋」はすごく良かったのに、途中で意識が飛んでしまった。最前列のほぼド真ん中で、意識が戻った瞬間に文屋さんと目が合ったような … ごめんなさ〜い!
「金閣寺」って誰がやってもあんまり面白いと思ったことないんだけど、團十郎の弾正はさすがだわ〜。鬘が大きいからほぼ4等身。
終演後にギャラリーへ。「モデルさんいらしたわよ〜」と当番のWさん。そうそう、今日だけ私は演舞場でいないのに、それを承知で来て下さったのが私の絵に後ろ姿で登場しているお2人ともうひとり。「とても朗らかで楽しそうに見て下さっていた」とのこと。見ながらいつもどおりオシャベリの花が咲いていたらしい。楽しんで頂ければなによりなにより。
明日はもう最終日で搬出があるので、今日のうちに不用品は持って帰ることにして、昨日に続いて I さんと夕食をご一緒することになり、ギャラリーのすぐ近くの稲庭うどんのお店へ。見かけよりボリュームたっぷりで、野菜のかきあげが驚くほどサックサク。それほどお腹が空いていたわけではなかったはずなのに、ペロリと完食してしまった。
帰りの日比谷線でいつのまにかZZZ…。やっぱりそれなりに疲れているのかしら〜。帰宅後はまず汗を流してからマッサージチェアに直行。日々のメンテが大切よね〜。