火曜日だから映画のレディースデイではないけれど、同じく千円で観られるMOVIXデイというのもあって、それが今日。今年はあまり映画を観ていなくて、METのライブビューイングを除けば、この間の「シャーロック・ホームズ」に続いてまだ2本め。観るつもりでいたメリル・ストリープの「恋するベーカリー」も、気がつけば上映期間が終わってしまっていたからなぁ。
2本めに選んだのは「アリス・イン・ワンダーランド」。不思議の国のアリスは、ムーミンや星の王子さまと並んで私に取って永遠のキャラクター。昔から大好きな世界。これまでにも様々な形で映像化されてきたけれど、どうしてもファンタジー色が強くなりすぎる傾向がある。星の王子さまもそうだけれど、アリスも原作には単なる童話や子供向けの物語ではない核のようなものがある。それをどう見せてくれるか。
3Dは疲れそうなので通常の映像で観た。それでもとにかく映像が素晴らしい。預言書という形で原作のイラストをうまくいかし、原作に出てくる不可思議な生き物たちが原作そのままの魅力たっぷりに登場。なかでもチェシャ猫の現われ方、消え方はツボにはまって、出てくるたびに嬉しくなってしまうほどだった。
19歳になったアリスが再び不思議の世界に迷い込むという設定も原作とうまく折り合いをつけ、現実の世界に戻ってからのラストにその設定が生きてくる。ジョニー・デップのマッドハッターもさることながら、赤の女王が圧巻! 彼女の複雑な内面にまで踏み込んだことで、ただの悪役ではなくなっている。
エンディングのクレジットが長いこと長いこと。一体どれだけの人数の名前が並んでいたのだろう。それだけ手間のかかった作品なのだと納得できる。いつもはパンフだけなのに、家計簿用に下敷きも買っちゃった。外で使うのはためらわれるけど、家計簿は家の中だけだから。
帰宅後、Ottava を聴きながら手織りの宿題を進め、Ottava が終わった後は、「CSI:マイアミ」のレンタルDVDを見ながら織り進む。最初にレンタルしたのは第1シーズンだったけど、シーズン6の途中からWOWOWで見たから、その直前の経緯を確認するためにシーズン6の最初から借りてきた。1枚に3話入っているのを一気に4枚。おかげで手織りはだいぶ進んだけれど、気がつけば朝。どうしても夜型になってしまうのね〜。