まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-01-20

夕べのうちに和訳をひととおり終え、疑問の箇所をメールしておいた。そうしたら今朝になって、回答と一緒に別の指示が。和訳すべき箇所が増えてしまった! そしてそのすぐあとに別のクライアントから急ぎの案件が。どっひゃ〜ん。嬉しい悲鳴というべきか。

そうかと思えば日曜日に新年会で集まった同級生のひとりから、「体調は大丈夫?」というメールが。どうしたのかと思ったら、どうやらバーベキューにした牡蠣にあたったらしく、数人がダウンしているとのこと。あらあら。土曜日の歌舞伎のお仲間との新年会では、新鮮そのものの的矢の牡蠣を4つもジュルルと頂いたけど、日曜日の方は私が遅れて到着した時点ではバーベキューはとっくに終わっていて、かろうじてお鍋の中に小さな牡蠣がひとつ残っていただけだったから、私はピンピンしている。不思議なことにダウンしたのは女性陣だけらしい。そんなこともあるのねぇ。

仕事はひとまず置いといて、今日は演舞場で海老蔵の「伊達の十役」。猿之助が復活して人気演目のひとつに仕上げたこの芝居を彼がどう見せてくれるか、とっても期待していた。そしてその期待を裏切らないのが今の海老蔵。正直、猿之助の芝居はパワフルで見せ所いっぱいだった反面、女形の役はビジュアル的にキビシイものがあった。恰幅もよかったし。そこへいくと海老蔵は、とにかくどの役も端正。それに早替わりの連続なのに慌しさがなく、この芝居は本名題も「慙紅葉汗顔見勢」と、「顔を紅葉のように赤くして汗だくで頑張ります」という意味がこめられているぐらいなのに、汗だくの熱演という必死さも感じさせず、いい意味でシレッとしているところが心憎い。ところどころ???と思うような台詞回しもあったものの、まぁご愛嬌と言っていい程度。そしてなにより身体能力の高さを見せ付けたのが仁木で、宙乗りで歩く動作をしながら上半身はまったくぶれず、立廻りの中で片足で立つ見得も、立っている時間がすごく長くて、しかもその間ピクリとも動かない。十役の中では、造形が面白いのは道哲で、どちらかというと善より悪の方が海老蔵の魅力が引き立つように思った。出ずっぱりの奮闘のあと、大切所作事でもさらに早替わり。タフだなぁ。

十分に堪能して、帰宅後はまず今朝のメールで追加になった分の和訳を1時間ほど。その後、全体の見直しを指示通り慎重に。その間に日付が変わり、午前5時までのデイブレイクも終わり、修正を終えて送信した時点ですでに10時ちょっと前。この案件だけならこんなに急がなくてもよかったのだけれど、急ぎの別件が入ってしまったので徹夜もやむを得なかった。ずっとヒマだったことを思えばありがたい。このまま上向いてくれるといいなぁ!