まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ライブ♪

吉祥寺のスターパインズカフェで友部正人さんと三宅伸治さんのジョイントライブ。6月の友部さんのライブがとっても良かったので、普段はソロのライブしか行かないところをネットでチケットを予約。その時点では完売であきらめたのに、フィンランドから帰ったその日にライブハウスからキャンセルが出た旨の通知をもらい、思いがけずとれたラッキーなチケット。

吉祥寺に着いてから思い出した。お財布に千円ちょっとしか入ってない! でもきっと駅前に銀行が … あれ? なんで信託銀行ばっかり? ATM がないじゃん! 私が捜せないだけなんだろうけど、時間がないのでコンビニで。こういう時のコンビニは本当に助かる。

店頭で引き換えたチケットに記載された番号順に並んで入場。私は 35 番。150 人以上いたみたい。3列目に席を確保。どうやら三宅さんのファンらしいグループがいて、早く入った人が遅い番号の人の分まで席を取っていた。気持は分かるけど、あんまり露骨にやられるとちょっとね〜。

友部さんのライブはいつも客席が割と静かなのに、今日はやけににぎやかで雰囲気が違う。きっといつもはひとりで聴きに来る人が多いのに今日はグループがいるせいかな。そう思っていたら、ライブが始まってすぐ友部さんがまったく同じことを話していた。

三宅さんはこれまでまったく知らなかったのだけれど、私と同世代。ひとつ上の世代の友部さんに対する敬意が感じられて、また友部さんも三宅さんのことがすごく好きなのが伝わってきて、二人の声質はまったく違うのに、1+1が3にも4にもふくらんでいく魅力があった。

ライブで必ず歌う名曲 「一本道」 も二人で交代に歌う。いつもと勝手が違うせいか、最後の5番の歌いだしを友部さんが間違えてしまい、一番最初からやり直し。ライブレコーディングをしていたせいもあるのかな。ほぼ2回も聴けて得した気分。

アンコールで歌ってくれた 「はじめ僕はひとりだった」 は、私にとって友部さんの初ライブだった 15周年記念ライブのテーマ曲。その時のパンフに陽水が 「ずるいぞ。正しい人だなんて」 と書いていた。あれから足かけ 22年。友部さんにはブレがない。髪は白くなり皺は深くなったけど、背筋をピンと伸ばした姿勢もまっすぐな瞳も、言葉を大切にする詩人としてのスタンスも。そして友部さんの歌が届けてくれるはかり知れないあたたかさも。

7時半開演で、3度のアルコールに応えてくれて 10時すぎまで。最後には 「もう今日はこれで終わりね」 と友部さん。そうだよねぇ。シャツ2枚を汗でビショビショにして、全身全霊で歌い続けた2時間半。そりゃあ疲れるって。

ライブの余韻を抱きしめながら、11時すぎに帰宅。ラジオを聴きながらスウェーデン語のノートまとめをしようと思ったけど、まぶたがだんだん重くなる〜。

(写真は、ライブハウス入口のディスプレイ)