まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

奏でる指先

maru992007-02-17

ほどほどの時間に起きて、というのは私の場合9時前後。3時4時に寝てこれぐらいに起きるというのが基本パターンになりつつある。年頭に誓ったはずの早寝早起きはどこへ行っちゃったんだか。それでも5〜6時間は寝ているから、平均3〜4時間だった昔に比べると疲れにくいし体調もいい。


朝食のパスタをゆでながら、昨日生協から届いたばかりのジャガイモとニンジンを一口大に切り、ソーセージと一緒に煮込んでポトフの準備。パスタを食べ終わる頃にはグツグツ煮えてきたので、ほんの数分だけ煮立てたら火を止めて、あとはお鍋まかせ。洗い物も済ませてしまい、なかなか段取りがいい。ポトフ久々だなぁ。あとのお楽しみ。


和訳の見直しを続けていたら、思わぬところでいきづまってしまった。ほんの1行プラスされただけなのに、その1行に含まれる2つの単語をどう解釈すればいいのかが分からない。会社のサイトやネットの用例をさんざん検索したけれど、これぞというものがヒットしない。う〜ん、参った。こんなところで時間を使っている場合じゃないんだけどなぁ。ひとまず保留にして先を進め、4時半ぐらいまで。


天気予報は夕方から雨。でも着物で出かけるつもりでいた。今日はウソの着物でなく本式の方。14日に続いて先生のアルパのコンサート。何もライブハウスでのラテン音楽のコンサートに着物で行かなくてもよさそうなものなんだけど、着物にはまり始めた先生をさらに触発しちゃおうかと。会場は神田駅のすぐ近くに12月にオープンしたばかりのお店で、パラグアイのマテ茶を売っていたり、ニャンドゥティと呼ばれるパラグアイ刺繍が飾ってあったり。昔ながらの一杯飲み屋や居酒屋が立ち並ぶ街にはにつかわしくないような(?)雰囲気のいいお店だった。オシャレなんだけど、オシャレすぎないで素朴なところがいい。


パラグアイ駐日大使もいらして、小さなお店ながら立ち見も出るほどの盛況。岩手で早朝の演奏を終えて新幹線で飛んで帰ってきた先生は、ちょっと早めの桜をイメージしたというピンク系のニャンドゥティの衣裳で、今回は、このお店で毎月ラテン音楽のライブをプロデュースしている方との2人のステージ。14日のギタリストさんとはまた違うタイプの方で、ギターやチャランゴのほか、歌も披露して下さった。こちらは真っ赤なアオポイ。ライブのスタート前からテキーラのグラスを手にしていらしたので、色白なお顔がだんだんアオポイの色に…。


パラグアイナイト」 と題してパラグアイでよく知られた曲が中心だったので、レッスンした曲もたくさん。ご一緒した I さんと、「これもレッスンしたよね」 「でもまったく別物みたい!」 と最前列の特等席でコソコソ。そうなのよねぇ。私たちにもひととおり弾けるようにと極力シンプルなアレンジにして下さっているから 「レッスンした」 とは言えるんだけど、先生の演奏を1としたら音の数がレッスン用は2分の1にも満たないんじゃないかしらん。ライブハウスの雰囲気も14日とはまったく違うものの、地下のライブハウスの小さなステージはカラリと明るく、客席との距離感がまったくない身近なアットホームな感じがとても心地よかった。14日のライブに比べて、マイクを通していてもほぼ生音に近い。アルパの音ってマイクを通すと、せっかくの美しい高音がくぐもって聞こえたり、なんとなく金属的な音になってしまうことがあるのだけれど、それがまったくなかった。


ライブハウスではコーヒーのみだったので、9時すぎの終演後に I さんと近くの中華屋さんで遅い夕食。I さんが慶應の留学生と来たことがあるというお店で、大衆食堂的で飾り気がなく、出てくる料理も珍しいものではないのだけれど、とても美味しかった。ただ量が多い! 時間も時間だったし、とても入りきらなくてお土産に包んでもらった。へへっ。素敵なライブのあとに美味しいご飯。シアワセだわ〜。


幸い小雨だった雨が地元の駅に着く頃には上がっていた。帰宅したのは日付が変わる直前。すぐにお風呂に入って寝ちゃえばいいのに、まだライブの余韻でテンションが上がっていたのか、手織り機への糸のセットをどうしてもやってみたくなって始めてしまう。授業では1時間半ぐらいでできたから、せいぜい2時間もあれば終わるはず。… と思ったのが甘かった。授業で教えてもらった時、どんどん先へ進もうとするのを何度も中断してもらって走り書きしたメモだから、ところどころ大事な手順が抜けているらしく、糸の準備はできたのに織り機のどの部分にどうかけてどの方向に巻き取ればいいのか、さんざん試行錯誤を重ねてもうまくいかない。ああでもないこうでもないといじくり回している間に、きちんと並んでいた糸がくずれ始めてしまうし、そうなるともう収拾がつかない。でも、どういうわけかこういう時、絶対途中であきらめられないんだよね。ほとんど意地になってなんとかセットし、とりあえず実際に織れる状態になった時にはすでに7時すぎ! な〜にやってるんだか!!