まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

今日の衝動買い

maru992009-01-23

昨日に続いて今日も演舞場。夜の部だから、早めに起きて少しでも手織を進めておくつもりでいたのに、3時前にベッドに入ったあとなぜか7時すぎまで寝付けなかったから、昼すぎまで寝ちゃった。こんなところにも不規則な生活の弊害が…!

海老蔵の 『七つ面』。お正月には十八番ものがよく似合う。翁の面に続いてカワイイ猿面。赤隈の荒事の面と公家悪の面とで 『暫』 を短く演じた後、般若の面と関羽の面とで夫婦の諍い。それを諌める恵比寿の面でめでたく舞い納め。そこへ面作りの朋輩として澤瀉屋6人が加わり、1人1つずつ面を携え、七福神の見立て。うまくできてるよねぇ。七人ずらりと並んでいても、目は成田屋に釘付けで、他の人に目が行かない〜。

続く 『封印切』 は獅童の忠兵衛に笑三郎の梅川、猿弥の八右衛門、門之助のおえん。獅童の忠兵衛には賛否両論あると思うけど、というかおそらく厳しい声の方が多いんじゃないかと推測されるんだけど、浅草じゃなく演舞場で、誰かの真似でなく自分の忠兵衛として演じたところを評価してあげてもいいと思う。治右衛門が借金をしている金貸しが取り立てに来るのも普段はあまりやらない演出で、どうにも梅川を身請けさせなければならない状況の説明として効果的。

最後は 『弁天娘女男白波』 で、忠兵衛で引っ込んだばかりの獅童の南郷を引き連れ、海老蔵の弁天。あちこちで芝居をやってる今月、人手不足はいわゆる三階さんにとってのチャンスでもあり、浜松屋の番頭に新十郎、主人幸兵衛に右之助。日本駄右衛門は左團次さんで、上手寄りの2列目の席で、最前列のオジサンが 『七つ面』 だけ観て帰っちゃったから、稲瀬川の勢ぞろいでは目の前に左團次さん♪ 駄右衛門ひとりが土手に上がった後は目の前に海老蔵。幕が閉まって帰ろうとしたら、他の人たちが席を立つ様子がない。ありゃ、まだ次があるんだっけか。切腹した弁天をのせて屋根がググッとがんどう返しになった後、大ゼリで上がってくるのは左團次さん♪ さらに藤綱で再び海老蔵。う〜ん、眼福眼福。

華やかな幕切れに大満足で劇場を後にし、帰りについつい寄ってしまったのがムーミングッズをたくさん置いてる薬局。イヤープレートはこれまで買ったことがないんだけど、今年のはデザインが気に入ってしまった。そして中に入ると、ユークリンドのタオルは知ってるけど初めて見るエプロン。きいてみたらライセンス製作のオリジナル。迷った末に両方買っちゃった。いい芝居を観た後はお財布のヒモがゆるくなりがち〜 ^^;