まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ミシン・デビュー

仕事はひとまずおいといて、今日はいよいよミシン・デビュー♪ 20%引きでゲットしたブラザーのイノヴィスB55を箱から出してみると、「使いこなしガイド」 というラベルのついたビデオテープが出てきた。あうう。ウチではもうビデオテープは再生できない。CD−ROMでの配布というオプションはないのね〜。


中厚の接着芯を織り地よりひと回り小さい長方形に切り、縫いしろをプラスした大きさに裏地を切る。裏地に選んだのは、初めて着物のコートを作った時の裏地の残布。薄いグリーンに暖色系のぼかしがかかっていて、グリーン系の織り地によく合うはず。裏地に接着芯をのせた上からアイロンで押しあてていく。接着芯なんて初めて使うから緊張する〜。アイロンの温度が高すぎたり、適温でも同じ場所に長くアイロンを置いたままにしたりすると、接着剤がしみ出してしまうそうな。とりあえずうまくいったみたい。


ここでミシンの登場。説明書を見ながら、まず下糸をボビンに巻く。スイッチを入れるとブイ〜ンと高速で回りだし、あっという間に巻いていく。おおお、すご〜い! と感嘆しながら見ていたら、からんでる〜! 慌ててスイッチをオフにしたけど、すでに遅し。ボビンの下の芯棒にグルングルンに巻きついてしまい、はずすのにひと苦労。いきなりこんな目にあうとは! ようやくからんだ糸をはずし終わって、今度はゆっくり巻いてみると、きれいに巻けずにたるんでしまう。おかしいなぁ。説明書の図とじっくり較べてみると、どうやら糸を引っかける2つの溝の1つに浅くしか糸がかかっていなかったらしい。念入りに糸をかけ直して3度目の挑戦。おおおっ! 素晴らしいスピンだ! ようやく下糸の準備完了。


次は上糸。これは簡単。ミシン本体からはずせる糸カセットというのがついていて、ここに糸巻きごとスポンと入れて、矢印のとおりに糸を通し、本体にセットし直せば、カシャンと定位置におさまった時には自動的に針に糸が通っている。すご〜い! どうして一瞬にして糸が通ってしまうのか、糸カセットをはずして考えてみたけど、ぜ〜んぜん分からなかった。不思議だわ〜。カシャンと入れると通ってる。それが楽しくて何度かやり直してみちゃった^^


はぎれでしばらく試し縫いをしたあと、いよいよ本番。遠い遠い昔、家庭科の授業でパジャマを作った時の感覚がよみがえってくる。ミシンを使うのはあれ以来。接着芯を貼った布地の四隅で縫いしろを折りたたんだ上にミシンをかけるのがちょっと難しかったけど、意外ときれいにできたみたい。


裏地の準備が終わればミシンの出番もおしまい。織り地が1色なら同色のミシン糸で縫いつけてしまうところだけれど、濃淡のはっきりした2色だからそうはいかない。表に糸が出ないように気をつけながら、まつり縫いでチクチクと縫いつけていく。それほど細かく縫う必要はないよね。ごく普通に合わせて縫いつけると三つ折にした時に織り目の部分にたるみが出てしまうので、折り目をしっかりつけて、引っ張りながら縫っていく。


縫いつけ終わって裏地と織り地が一体になったら、三つ折りの形にして、ポケットに当たる部分の左右の端を濃い方の糸を2本どりにしてかがり縫い。結局レースを使うのはやめにした。見本は縫い目が×になるよう斜めに針を入れているのだけれど、少しでも幅の違いが目立たなくなるように、L字の連続みたいな縫い方で端の辺に糸が重なるようにしてみる。なんとかステッチという名前があったような気もするけど思い出せない。いいアイデアだと思ったんだけどイマイチ隠しきれないなぁ。それでもなんとか、めでたく完成!


めっちゃ嬉しくて三つ折のフタを開けたり閉めたり。裏地の色、合ってるよね。ぼかしが横じまなのもよかった。ちゃんとお札やチケットが入る大きさ。でもなぜか、見本に較べてポケットが浅い〜。見本と同じサイズに織ったはずなんだけどなぁ。見本にはついていない裏地をつけて厚みが出た分、織り始めと織り終わりの両端を織り込んだ部分で長さをとられてしまったのかもしれない。楽しかった〜! 一応それなりに使えそうなモノができて大満足♪


たっぷり遊んだ後はしっかり仕事。明日が締め切りの和訳がまだ見直しの途中だったので、まずそれを終わらせて送った後、すでに日付が変わっていたのに急に気が向いてポトフなんか煮込んでみる。なぜだかどうしても作りたくなっちゃったんだよね。お鍋がグツグツ音を立て始めたところで、長い長い英訳の続きをスタート。まだまだ終わりそうにない〜。ポトフは美味しくできたけど、今日は煮込むだけ。食べるのは明日〜。