まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

アングルがイマイチですが

maru992008-02-24

昨日にも増してすごい風。窓越しに聞こえる音の凄まじさに夕べはなかなか寝付けないぐらいだった。一夜明けたらおさまっていることを期待していたのに、まるで激しく怒っているような風の勢いは止まりそうにない。


これほどの強風なら美容院は空いてるかも、と思ったんだけどそんなことはなかった。でももう前髪が伸びすぎて限界なんだもの。待つのは仕方がない。なんたってショートヘアなのに3か月ぶり。前回、話の流れでケーキを作っていく約束をしたものだから、なかなか時間がとれずに伸び放題になっていた。せっかく時間が自由になる立場なんだから平日の空いてる時間に行けばいいのに、なんやかやで週末になってしまうことが多いのよね。受付で夕べ焼いたチョコレートファッジケーキを渡し、しばし待つ間に読んでいた雑誌は温泉特集。掲載されている宿はどこもステキだけれど、料金設定は例外なく1室2名利用の1人分。行くとしたらひとりでのんびり行きたいのに、そうすると割高になるのよねぇ。… と思いながらページをめくっているうちに呼ばれてシャンプー台へ。


もう10年以上もお願いしている担当さんと楽しくお喋りしながら、いつもどおりお任せで、スッキリ軽くしてもらった。ケーキは閉店後のお楽しみ。気に入ってもらえるといいけど〜。


そういえば食事がまだだった。美容院の近くの Coco壱でグランドマザーカレーを注文すると、キャンペーン中とかでスピードくじを引かされ、当たりが出た。もらったのは特製カレースプーン。くじ運ないのに珍しい!


まだ強風がうなり続けている中を上野に向かい、めざすは東京都美術館。「∞MAUGEN武蔵野美術大学80周年記念2007年度大学院修了制作展」 という長い長いタイトルの展示会。油絵の教室でお世話になっている鄭先生が受付にいらして、中を案内してくれた。キャンバスに描く絵ばかりでなく、素材が和紙だったり板だったり、水彩画だと思ったら版画だったり、細かいペン画だと思ったら筆だったり、鄭先生の説明がなければ分からないぐらいに多様な手法が駆使されていて面白かった。先生が今回出品した2枚はいずれも先生がバイトしていたコンビニに現れるおばあさんの油絵。ホームレスではなさそうなのに毎日同じ服を着て、お金がないらしく近くの自販機のお釣りを探したり路上にお金が落ちていないかと探し回ったりしながら、集めた小銭で買った牛乳をそれはそれは美味しそうに飲むという話を前から聞いていたので、その美味しそうに飲むところと、嬉しそうな笑顔のアップの2枚の絵を見ていると、まるで前からよく知っている人のような気がしてくる。絵の中のおばあさんはとても幸せそう。シワやシミも細かく描き込んであるのに生気にあふれているのよねぇ。変化に富んだ背景も素晴らしい。本当に、すごい人に教えてもらっているのよねぇ。


ルーブル展や他にもいろんな展示会があったけれど、すでに疲れてしまって他を回る気力は残っていなかった。かろうじて不忍池のほとりまで行って何枚か写真を撮る。コーヒーが飲みたい。コーヒーコーヒーコーヒー … と禁断症状が出始めたところで目の前にプロントが。混雑した店内にかろうじて空席を確保。これが最後の空席だった。ラッキー。そんなに歩いたわけじゃないのに、どうしてこんなに疲れちゃったのかなぁ。体力不足&運動不足をあらためて実感。


買い物する気力もなくてまっすぐ帰宅。明日は歌舞伎座千秋楽♪


不忍池のほとりで撮った写真をもう1枚。