まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

国立劇場にて

maru992008-01-18

いやぁ、よく寝た。寝すぎっていうぐらい寝た。夕べは結局1時すぎまで寝付けなかったんだけど、大きな仕事がやっと終わった安心感からか、10時間ちかく熟睡してしまった。それでもまだ起きる気にならなくて、もう眠くはないのにベッドの中でごろんごろん。年末からずっと、こんなことしている余裕はなかったからねぇ。今のうちにたっぷり味わっておかないと♪


昼すぎまでグダグダだらだらを楽しんだ後、しばらくネットにひたる。お腹が空いているものの、な〜んか作る気がしない。仕事が片付いた直後って、一気にテンションが下がってなんにもしたくなくなるのよねぇ。


今日の芝居は国立劇場で4時開演。3時すぎに出れば間に合うところを早めに出て、途中で外食しちゃうことにする。アリオまで行くのはめんどくさいからカレーでいいかぁ、と久々に CoCo壱へ。意外性のあるおもしろいメニューが好きなので 「肉じゃがカレー」 を注文してみた。思ったよりフツー。「すきやきカレー」 ほど個性がない。まぁ、考えたら肉じゃがとカレーって具財はほぼ同じだもんね。


国立劇場の初春芝居で菊五郎劇団が復活狂言を見せてくれるのも今年で3年目。歌舞伎のいいとこどりをしたような舞台で、全体のストーリーなんかもう正直どうでもよくて、おなじみのキャラたちが次々に名場面を披露してくれるのをただただ素直に楽しむ。これでいいんだよなぁ。何も無理やり現代的な要素を組み込んだり新しいスタイルを追求したりしなくたって、過去の先人たちが工夫に工夫を重ねてきた伝統的な手法を駆使することで、歌舞伎の醍醐味を十分に味わえるこれだけ楽しい舞台になる。毎回すごいと思うのが視覚的な美しさ。奇をてらうことなく、実に歌舞伎らしい世界としての美しさがある。堪能したぁ。


花道で團蔵が前かがみになった時に刀がするりと鞘から抜けて客席に落ちてしまうアクシデントがあった。舞台の袖に控えていた黒後見も気づいたものの、花道を越えて取りに行くわけにもいかない。花道脇のお客さんも、どうしたものかとキョロキョロしている。さて、どうする。そこへサササッと別の黒後見が忍者のように音も立てず走り寄って刀を撤収。見事な早業。


買い物を済ませて帰宅したのは9時半すぎ。ひと息ついてから、久々に、塩味のキャラメルケーキを焼く。レシピの基準が小さめのパウンドケーキ型だったから、計算して2つ分には3倍ちょっとでいいところを味見できるように4倍で焼いたのに、なぜか生地がむしろ足りないぐらい。味見の分が残らなかった。おかしいなぁ。検算しても間違いはない。手順も合っているはず。何か失敗したかなぁ? 味見できないだけに不安。しかも型から出しただけで型に敷いたオーブンペーパーはそのままで完全に冷ましたら、ペーパーが生地にしっかりくっついちゃってはがれない〜。角の部分は特にはがれなくて、指でカリカリやってたら、左手の人差し指の爪がパックリ。いや〜ん!


不安を残しつつケーキの準備が終わったので、次は明日着ていく着物の準備。半衿は白。袖の部分にシワができていたのでアイロンをかけ、下着や足袋も出しておく。帯締め帯揚は迷うなぁ。決めかねて2組を用意。あとは明日の気分次第♪