まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

フレンチ

maru992007-10-07

手織りの宿題で徹夜して、8時すぎにベッドに入り、昼すぎまで寝てしまった。携帯にカメラマン氏からメールが入っている。「今日の先生のライブはどこで何時から?」 あ、そうそう、お礼のメールに続くやりとりの中で、「先生は7日のライブに向けてお忙しそうです」 と書き添えておいたのだった。「夕方からなら行きたいから」 とある。今日は I さんがアルパを運んで下さることになっているから、残念ながら私は行けないのよねぇ、と思いながらライブの情報をチェックすると、ひぇ〜っ! 2時からじゃん! せめて私がもっと早く起きていれば! あわてて彼に電話をすると、幸い彼のオフィス兼自宅は神田にあって、上野の東京文化会館までならすぐだから、やりかけの仕事が片付いたら出かけてみる、とのこと。すでに発表会も終わっているからお義理でもなんでもなく、ぜひ聴きたいって、アルパをすっかり気に入ってくれたらしいのが嬉しい。仕事が片付いてくれるといいなぁ。


窓の外がにぎやかだ。ぴーひゃらぴーひゃら、どんどこどん。お祭りなのねぇ。山車を引いているらしい子供たちの声。だんだん遠ざかって聞こえなくなる。しばらくすると、また別の喧騒。今度はお神輿。ワッショイワッショイと威勢がいいのはいいけど、お願いだから拡声器で叫ぶのはやめて〜。肉声で十分にぎやかだから〜。


手織りの続き。なんとか最後まで織り上がり、見本を見ながら糸始末。ただ単純に横糸の端を入れ込んだだけのように見えたのに、実はしっかりかがってあったらしい。見本は細い麻糸だったからよく分からなかった。かがらずに捨て糸をはずしてしまったので、途端に横糸がほつれてきてしまった。せっかくの織り地が台無しじゃん! 慌ててかがり縫い。でもイマイチうまくいかなかった。ここまでは説明を受けていないから、かがり縫いも自己流。しかも途中から気がついてはいたのだけれど、左右の端がそれほどガタガタせずに直線を維持してはいるものの、だんだんに狭まってしまい、いざ織り機からはずしてみたら、織り初めと織り終わりとでは幅が1センチ近く違うという…。ああ、もう完全に失敗! でも今回は織り直す余裕がまったくないので、とりあえず織り方はしっかり理解したから、これでカンベンしてもらおう。くすん。


ちょうど最後の糸始末を終えたところで、I さんから間もなく到着するという連絡が入る。連休中で渋滞を心配したのが予想外に空いていたそうで、当初の見込みより1時間近く早い。事前に仮予約を入れてあったフランス料理の店にあらためて連絡を入れ、すでに駐車場に車を置いてきた I さんと駅前で合流。すぐ近くの店で、コースメニューを注文。この店には前にも一度だけ I さんと来たことがあって、その時に I さんがとても気に入ってくれたので、今回も迷わずこの店に決めた。「ピジョン」 という名前のとおり、お皿にも鳩のマーク。レバーパテみたいなこくのあるオードブル、鳴門金時のポタージュスープ、白身魚カルパッチョ、お魚はポワレで、黒豚のホホ肉のラグーはとろけるよう。デザートはたくさんの中から選べて、I さんはパリブレスト、私はマロンティラミス。食後の珈琲にも3種類のプチデザートがついて、大満足なのに1人3800円という安さ。しかも予約した場合は1割引きなんだって。遠方からわざわざアルパを運んで頂いたお礼にしては、あまりにもささやかすぎてお恥ずかしい〜。


I さんとは会うたびに話がつきないのに、このところお互いにバタバタしていてゆっくり話す時間がなかったので、食事が終わってもオシャベリの勢いが止まらず、いつものスタバに場所を移して11時近くまで。昨日届いたばかりの 「演劇界」 も見てもらった。そう、私の劇評が載ってる謹呈版。うれしはずかしってところ。まだまだ話したりない気分のまま、アルパだけでなく、初めての発表会で弾いている私を I さんが描いてくれた絵も一緒に自宅まで運んでもらった。もう何か月も前に大泉で教室展を開いた際に I さんの作品として出品されたもの。玄関まで運んで下さるというのを丁重にお断りして、I さんの車を見送り、えっちらおっちら、アルパと絵とともにご帰還。


オードリー、お帰り〜。でも今日は疲れちゃったから、カバーをはずすのは明日ね〜。