決して友人の死を引きずっているつもりはないのだけれど、なんとなくこうアクセルを踏む足に力が入らないというか、身体の芯に重苦しい塊があるようで、気持ちが湧き立ってこないというか…。どうしてもやらなけれならない目先のことは普通どおりにできるものの、今でなくてもいいことはどうにもヤル気が起きないままに、毎日書くべき日記もついつい先送り。そんなわけで、５日の日記をようやく書き出した今の時点ですでに８日の夜。
正午締切の英訳をひととおり終えたのが午前４時すぎだったので、隣家への迷惑になりかねない印刷を控えてひとまず寝ることにした … というところまでが４日の日記。８時のアラームが鳴る前に目が覚めた。法律的な文書だった割には幸い見直しにそれほど手こずることはなく、１１時前に修正も終えて無事送信。ひとまずお役御免。今月いっぱいぐらい仕事を休みたいなぁ。そう思いながら珈琲でひと息ついているところへ、書類を受け取ったという確認のメールが届く。「この案件の続きで今月はたくさん英訳をお願いすることになりそうです」 だって。人の気も知らないで…。
なんだか急に疲れてしまい、ベッドに戻り、寝てしまう。珈琲を飲んだばかりでも関係ないのがカフェイン慣れってやつで、すぐに寝入って２時すぎまで、３時間近く熟睡。
そういえば発表会でお世話になったカメラマン氏にお礼の電話もしていなかった、と思い出してメールをしてみると、すぐに返信がきた。当日の写真はすでに送付済で、少し前にアルパの先生から受け取ったと電話があったばかりだという。去年の写真はすっかり忘れた頃にようやく受け取ったから、えらい違い。「合格点だったみたいだよ」 って、最初から心配なんかしてませんから〜。「来年もお願いします」 と先生からお話があったそうで、よかったよかった。私の指がブルブルふるえているのが撮りながら分かったとのこと。これからも毎年撮ってくれるなら、そのうちいつかはもうちょっとまともな演奏を聴いてもらえると思うから、長〜い目と耳で待っててね。
急にお腹が空いた。そういえば珈琲だけで何も食べていなかった。ちょうど生協の宅配の日で、下準備の済んだレバーと産地直送のほうれん草が届いていたので、タマゴも加えてチャッチャッと炒めて貧血改善メニュー。なかなか献血できる血にならないのよねぇ。
やるべきことがいっぱいあるなぁ … と思うだけで何もしないまま、ダラダラと過ごしてしまった。１日１日を大切に生きなければならないことを、なにより彼女に教えてもらったはずなのにね。
