仕事の在庫はひとまずはけた。何日か前にネットで予約してあった映画もしっかり観た。まだまだやらなければならないことが山積の中、スケジュール的に優先順位が一番高いのは１０日締切の劇評で、その次が１１日までの手織りの宿題。でも気持ちの上では今月末のアルパの発表会もすっごく重要で、長いことほったらかしになっている会計業務はまだまだ先になりそう。
… と頭の中では整理ができているのだから、優先順位が高いものからどんどん片付けていけばいいのだけれど、劇評がねぇ。どうにもねぇ。なんといっても初めての挑戦だし、書評のように本の成り立ちや著者の経歴等にふれて文字数をかせぐこともできないし。自分の中でグルグル考えていることだけでなく、なにかこう、はるか上の方から降りてくるようなひらめきというか、背中を押してくれる見えない力というか、そういうモノがないと書けそうにない〜！
てなわけで劇評は今日も結局ちっとも進まず、眼科に用があるものの、関東上陸は２年ぶりだという台風が近づいているので外出もとりやめ、せめて優先順位が２番目の手織りだけはとせっせと手を動かす。そのうちに風が強まり雨が降り出し、あっという間に暴風雨圏内に入ったらしく、ラジオの音もかき消されてしまった。スピードの遅い滞留型だそうで、そのまま明け方までものすごい雨と風のうなり声が続いた。早朝のラジオ番組に備えて半蔵門のホテルに宿泊したというキャスターによれば、お堀端の街路樹がなぎ倒されて車道をふさいでしまい、撤去作業にかなりの人手を要したそうだ。明日の出勤に備える人で都心のビジネスホテルが軒並み満室というのもすごい。通勤の足も乱れる中、在宅勤務の幸せをかみしめる。
マナーモードにしっぱなしの携帯電話のバイブなんてまったく聞こえない状態だったので、いくつかのメールに気づかずにいた。そのうち夜１１時すぎに新たな仕事の依頼が１件。しばらくは忙しいと伝えてあった先生からで、締切に十分余裕を持たせてくれているので断るわけにいかない。できれば今月いっぱい休んじゃいたいところなんだけど、やっぱり無理だぁねぇ。
６時近くまでの間に、全体の長さの４分の３ぐらいまで織り上がった。もう少し！ さて寝ようかな、と片付け始めたところへ先生から返信がきた。相変わらず早起きだなぁ。夕べの帰りはタクシーがなかなか拾えなかったものの、走り始めたら道が空いていていつもより早く着いたそうな。外はまだ暴風雨。大きな被害が出ませんように…！
