1日1日がどれも同じ足並みで過ぎていくのに、月末や年末になると、新しい月、新しい年に期待したり、頑張るぞ〜と意欲を新たにするよりもまず、ただただ焦ってしまうのはなぜなんだろうか。別に差し迫った締切があるわけでもないのに、というか月単位でなく常に締切に追われているから月末を気にする必要はないはずなのに、なんとなく一時的に時間の足取りが早まって煽り立てられているような焦燥感。
6時近くにベッドに入り、案の定なかなか寝付けなかったものの、いざ寝入った後は、ついこの間までの寝苦しさはどこへやら、涼しいのですっかり熟睡したらしく、正午前後に生協の宅配が来たはずなのにまったく気づかなかった。急に気温が下がったので身体がついていかない。しっかりガーゼケットをかけて寝ていたのに、なんとな〜く頭が重くて、喉も奥の方でふさがれているような違和感。これって風邪の引き始め? でも食欲はいつもどおりなのよね〜。
新たな依頼のメールが届いていた。週明けまでの急ぎ。できることなら万難を排して引き受けたいような案件なんだけど、時間的にどうしても無理。というもの、ここ数日かかりきりの英訳が裁判関係のやたらと難解な内容で、英語力よりもまず日本語の読解力を試されている感じ。いつもなら文章の最後まで読まずに頭からどんどん訳して、必要に応じてフレーズ単位で切り貼りしながら整えていくスタイルで対応できるのに、何度も繰り返し読んでもまだ内容を把握できない文章がたくさん出てくる。数多く引用されている判決の原文や法律の条文をネットで検索して調べないと意味がとれない箇所も多い。一応、某大学の法学部を通信過程で卒業したはずなんだけど、その程度の知識ではとても太刀打ちできない。ううううう、と煮詰まりながら考え抜いて、ようやく意味が把握できた時に、もし自分の解釈が正しいとしたら、こんなにひねくり回さなくたってもっと単純明快な文章で表現できるんじゃないの? と思ってしまうことも少なくない。かといって冗長部分をバッサリ切り落として意訳するわけにいかないから、原文の意味を十分に伝えつつ、英文はなるべく分かりやすくシンプルに…。こういう案件は、通常の契約書や会社の諸規定、証券関係の開示書類などに較べると手間も時間もめっちゃかかるし、難しくて脳ミソがグツグツ煮え立ってるんじゃないかと思うぐらいにグッタリ疲れちゃうんだけど、こういう案件こそが法律関係の翻訳の真髄というか、腕の見せ所だったりするわけで、ファイトもわいてくるのよね。
通常の案件より集中度が高いせいか、ヤル気は満々でも4〜5時間が限界。キレそうになる。30分程度休んだぐらいでは復帰できない。難しい上に長時間連続して作業ができないから、思ったより進まないんだよねぇ。困ったもんだ〜。