まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

PonPon

maru992007-06-27

なんやかやで寝たのは5時すぎだったので、11時すぎにようやく起床。今日は、9月のアルパの発表会で写真を撮ってもらうことになったカメラマン氏に会うので、先日の先生ご夫妻のライブで彼が気に入った曲の入っているイスマエル・レデスマのCDをダビングしたり、これまでの発表会の写真を参考までに見てもらうようにピックアップしたりとバタバタと準備をしている間にあっという間に時間がすぎ、例によって慌しく身支度を済ませて5時すぎに家を出る。


芝公園で降りるのは初めて。麻布ディープラッツという小さなホールをめざす。芝公園の緑を右手に見ながら歩いていくと、目の前にどど〜んと東京タワー。なんだかとっても久しぶりに見たような気がする。あ、あそこだ、と看板を見つけて小走りに近づいていくと、ホールの前にカメラマン氏が立っていた。お待たせ〜。


今日は、5月の神谷町でのライブに続く遠山顕先生のひとり芝居 「薬屋の秘密2」。先生と私のかつての勤務地であった英語の専門学校でカメラマン氏も卒業アルバムなどの仕事をしていたという学校つながり。客席には、先生とは確か大学時代からの旧知で、ゴダイゴの曲の作詞をしていらした奈良橋陽子さんや、コント赤信号の小宮さんの姿もあった。先生はてっきり小宮さんとも仕事をしたことがあるのかと思ったのに、あとで伺ったらまったく知らないんだって。それほど大々的に宣伝していたわけではないのに、どこでどうつながったのかしらん。


前回は文字通り薬屋が舞台だったのだけれど、今回は薬屋さんが隣りのバーの留守番をしているという設定で、カップルで店を訪れたのに仕事で忙しい彼にほったらかしにされた女の子とのドラマがひとり芝居で展開していく。極上のジョーク満載で、薬屋さんは実は昔キャバレーを回る歌手だったので、当時を思い出しながら自慢ののども聴かせてくれる。突然の地震。薬屋さんは彼女をかばって抱きしめる。う〜ん、姿の見えない彼女がうらやましいっ! この彼女がしていたペンダント。それは遠い昔、薬屋さんが自分のもとを去っていった妻に贈ったものだった…。私なら先生のもとを去ったりしないのに〜、と公私混同しまくり。


ひととおりドラマが終わっても、ステージはまだ終わらない。短い休憩をはさんで、同じドラマが今度は全編、英語で進行する。これがとっても面白い。英語と日本語のニュアンスの違いや、言葉の選び方のセンスのよさにうなったりしながら、1粒で2度おいしい舞台をたっぷり楽しむ。私も一応、英語を生活の糧としているわけだけれど、翻訳という作業は言うまでもなく読み書きオンリーだし、扱う分野がまた法律関係なものだから、イキイキとした会話のような 「生きた英語」 とは似て非なるもの。それだけにとても新鮮だったし、刺激的だった。映画の字幕にも似たような感覚を抱くことはあるのだけれど、字幕は字数その他の制限があるから、厳密な意味での翻訳とはまた違う世界で、むしろ様々な制限があるからこそ、そうきたかぁ、と工夫に感心することの方が多い。いずれにしても、先生の日英ひとり芝居って、英語と日本語の違いとか、それぞれの特色とかをあらためて考えさせてくれる貴重な機会なんだよねぇ。第3弾が今から楽しみだ〜。


終演後、できれば先生にご挨拶したかったのだけれど、他にもたくさんの方が待っているようだったので、早々に失礼して、カメラマン氏と一緒にお茶でも、と店を探す。9時をすぎたばかりなのにホテルのレストランはすでにクローズ。結局、浜松町の駅の近くまで歩いて上島珈琲に落ち着いた。10時の閉店までとりとめのないお喋り。まだ通勤ラッシュのように混雑した山手線で、カメラマン氏とは神田でバイバイして、11時すぎに帰宅。それから仕事をスタートしたので、寝たのはまた8時近くだった。ふぅぅ〜。