さて月曜日。歌舞伎座昼の部の前に督促状が来てしまった埼玉の固定資産税を納付しなければならない。納付できる銀行の支店が近くにないから、早めに家を出て銀座で納付することにして、三井住友銀行の銀座支店の場所を事前にチェックしておいた。そうしたら三井住友のすぐ手前にりそな銀行もあって、そっちの方が空いていたのでりそなに変更。週明けの五十日 （ごとうび） だから窓口が混雑する可能性が高いと思って３０分以上かかっても大丈夫な時間に行ったら、思いがけず５分ほどで終わってしまった。拍子抜け〜。その分、歌舞伎座へ向かう途中のスタバでひと休み。ふぅ〜。
歌舞伎座で私が自分の席に座った直後、空席の左隣りをはさんでその向こうの席に座った同年代ぐらいの女性に 「こんにちは。どうぞよろしくお願いします」 と満面の笑顔で挨拶されて面食らった。なんとなく会釈を交わしたり自然に会話が始まったりすることはよくあるけれど、「よろしく」 なんて初めてだったから。こちらも挨拶を返すと、それを機に彼女は勢い込んで喋り始めた。関西からひとりではるばる観にきたのだという。ほどなく到着した２人の間の席の女性も否応なく巻き込まれる形で、お喋りは続く。今月初お目見えの染五郎の長男に話が及び、私がなにげなく 「染ちゃん」 と口にすると、「後援会の方ですか？」 って。いえいえ、と首を横に振ると、「だって染ちゃんだなんて」 と不満げなご様子。彼女はもともと劇団新幹線のファンで、染五郎が客演した舞台がきっかけで歌舞伎に興味を持ったのだという。「気安く染ちゃんなんて呼ばないで」 とまでは言われなかったけど、そんな雰囲気。でも別に特に贔屓じゃなくたって、染ちゃんとか團パパとか、ジャックとかトミーとか、言うよねぇ？
その染ちゃんは、今月は３つの役で奮闘しているから、さすがに千秋楽近くともなると疲れも出るのだろう、喉の調子があまり良くないようだったけれど、まだわずか２歳の染ちゃんジュニアは堂々としたもので、写真の売上もダントツのナンバーワンだったみたい。パパの小さい頃にそっくりなんだよね〜。めっちゃ可愛かった。
終演後、ケータイの電源を入れると、あうう、仕事のメールが入ってる。しかも急ぎ。明日中に欲しいって、明日も歌舞伎座なのに〜。午前中に入ったメールだったから、私が返信できずにいる間に別の人に手配したかもしれないと思い、とりあえず返信してみると、外出中の自動応答だった。そのまま連絡がとれないとまずいので、急用の場合の連絡先として指定されていた秘書さんの電話番号にかけてみると、私が引き受けるという前提で他の人への手配はまったくしていないとのこと。う〜む。まぁ実質３ページなら今晩中になんとかなるかぁ、というか、なんとかしなくちゃいけない状況なんだろうなぁ。すぐに返信できなかった私が悪いわけだしぃ。
とはいえ終演後にも予定があった。中村梅之さんのブログで紹介されていた歌舞伎関係の写真展に行ってみようと半蔵門に向かう。ところが、シンプルな地図だったし、目印のおそば屋さんもすぐに見つかって、その近くのはずなのに、どうしてもめざすお店が見つからない。近くのコンビニできいてみたのだけれど、店員さんの誰もその店の名前をきいたことがないと言う。それならば、と電話番号案内で問い合わせてみると、該当ナシという答え。おかしいなぁ。確かに私は方向音痴だけどさ、近くのコンビニでも電話番号案内でも分からないってどういうこと？ さんざん歩き回ったけど結局たどり着けなくて、あきらめざるを得なかった。ガックリ。
スタバで和訳の見直しを終わらせ、家に戻ってから梅之さんのブログでお店の地図を再確認。道もお店の名前も間違っていないんだけどなぁ。会期中にぜひ行ってみたいものの、再び向かってもまたたどり着けないおそれがあるので、ブログのコメント欄に 「たどり着けませんでした〜」 と書き込みしてみる。
修正を終えた和訳を送信したところで、実質３ページの案件をスタートする前に、「プロポーズ大作戦」 の最終回が始まってしまった。ここまでついつい見てきちゃったから最後を見逃すわけにはいかない。どんな終わり方にするのか興味もあったし。すんなり予想通りになっちゃったら興ざめしちゃうところだったけど、それなりに工夫がされていて、ほほう、そうきたか、と思う場面もあったので、ひとまず満足。
さて仕事仕事。でも１時間で中断して 「ＥＲ」 も見てしまった。いかんいかん。終わってすぐに仕事に戻り、裁判関係の書類だったので見直しも念入りに、２時ちょいすぎに無事に送信。はぁぁ〜。
そういえばやたらと眠かった日以来、日記がストップしていたんだっけ、と急ぎの仕事でテンションが上がったところで一気に書こうとしたら、日記のサイトにアクセスできない〜。障害報告はなく、単に砂時計が回りっぱなしになるだけで、気長に待ってみても読み込みエラーで終わってしまう。やむなく断念。ガックリ。
