まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

沖縄旅行 最終日

maru992006-12-07

夕べはもう最後の夜だと思うと寂しくてなかなか寝付けず、それでいて4時半すぎに目が覚めてしまい、なんとか二度寝して8時ちょっと前に起床。う〜ん、今日もよく晴れてる! 


修学旅行生が旅立った後のレストランは静かで、和食中心のメニューをゆっくり頂く。那覇でも石垣島でも、毎朝食べていたのが 「ゆしどうふ」。「寄せ豆腐」 の音が変わったんだと思うんだけど、豆の味そのままでとても美味しい。あおさのお味噌汁もいいなぁ。沖縄の食べ物って身体の中からきれいになりそうな気がする。


部屋に戻って、11時のチェックアウトまで1時間ちょっと。夕べのうちに宅配用の段ボール箱を準備し、帰り支度を始めていたのだけれど、ああ帰りたくないなぁ。手荷物のバッグを極力軽くするために当面いらない物はすべて箱詰めしてしまい、バッグの中で一番かさばっているのは羽田で着込むための衣類。箱もバッグもホテルの人に運んでもらい、チェックアウトと宅配の手続き。石垣島から都内への荷物は4日ぐらいかかるそうな。人間は飛行機でビューンと数時間で来ちゃうのにねぇ。この手続きをしている間に突然ザ〜ッと音がしたかと思うと外は土砂降り。部屋を出る時には晴れ渡っていたのに! もうビックリ。


予定していた石垣空港発12時35分の便が欠航で、それより早い便はとれず、13時30分発への変更を余儀なくされたので、12時半にタクシーが迎えに来るまでロビーで待機。こういう時にインターネットコーナーがあるのはありがたい。待ち時間の半分ぐらいはネットでつぶし、あとは琉球新報や沖縄タイムズを読んだりしながら過ごしているうちに、いつのまにか雨が上がって再びピーカン。この激変はすごいなぁ。濡れる心配のない状況でスコールまで体験させてもらって、なんだかとっても得した気分。


石垣空港に着いて航空券を受け取り、ごくごく小さな空港内で、さてどうしようかな、とウロウロしていたらアナウンスで呼び出され、何事かとカウンターに行くと、航空会社の都合による欠航なのでお詫びに、と千円のミールクーポンをくれた。当日中に空港内でのみ有効だから、出発までの時間に使うしかない。ここで食事をするつもりはなかったのだけれど、せっかくだからと小さな食堂に入り、そういえば単品では食べずじまいだった沖縄そばを注文。近所にできた沖縄料理店では一度も美味しいと思ったことがなかったのだけれど、ここで食べた沖縄そばは、しっかり出汁の味がしみていてとても美味しかった。コーレーグースーをひとふりすると、さらに美味しさがアップ。欠航がなければ食べずに終わっていたと思うと、結果オーライというところか。


満腹になって待合室に戻ると、使用機の到着が遅れているので13時30分発を14時ちょうどに変更するという表示。えええ。那覇で15時25分発に乗り継がないといけないのに大丈夫なのかしらん? 不安になってカウンターできいてみると、那覇がひどい悪天候で離着陸に支障が出ているため、石垣空港から出発できても那覇で着陸できずに石垣に戻るか、宮古島に着陸せざるを得ない可能性もあるという。なんですと?! 石垣島はこんなに晴れているのに?? 帰れるのかしら〜。状況がどうあれ航空会社の指示に従うしかないんだろうなぁ、と思いながらもJTBに電話を入れてみると、まだ昼の時間帯だから遅れることはあっても帰れないことはまずないと思うので、当面はとにかく航空会社の指示に従ってほしいとのこと。やっぱりそうだよね。別に今日帰れなくなったとしても誰にも迷惑かけるわけじゃないんだけど、それほど旅慣れていないこともあって、思いがけない事態に直面するとやっぱり不安が先に立ってしまう。そのうちさらに表示が変わって14時から14時半に変更。ふぅぅ。待つしかないんだけど、那覇空港と違って小さな空港だから時間をもて余してしまう。


さらなる遅延はなく14時半に石垣空港を飛び立ち、那覇に近づくにつれてどんどん窓の外が暗くなってきて、しまいに土砂降り。空港上空に雷雲が停滞しているために着陸できず、先発の飛行機も何機か着陸OKの信号待ちとのことで、那覇空港まで80kmの地点で待機。その結果、50分で着くはずのところ那覇空港に降り立った時点ですでに15時35分。那覇から各地への便も同様に遅れていたので乗継には問題なかったものの、定刻15時25分の羽田行きが15時50分発に変更になり、実際には16時をすぎてようやく出発。とにかく搭乗して自分の席に座った時にはホッとした。行きに羽田で買った文庫版の沖縄本を機内で読了。面白かった。予定より約1時間遅れで羽田に到着する直前、羽田の気温は10度という機内アナウンス。気温差16度かぁぁぁぁ。


帰りに何を着るべきかさんざん迷った末に、かさばる作務衣は宅配にして、予想以上の暑さで大活躍だった千円ポッキリのムームー1枚だったので、リムジンバスが出発するまでの15分の間に、空港内のトイレでババシャツを着込み、スパッツをはく。回りの人たちに比べると格段に薄着だけど、身体にもまだ沖縄の余韻が残っているのか、それほど寒さを感じないままリムジンバスに乗り込み、降りる直前にコートを着る。地元の駅に到着したのが19時50分。20時閉店のJTBまで歩いて数分なので寄ってみた。那覇空港から、遅れるけど無事に帰れることになったと連絡を入れた時、それでも心配だから着いたら連絡して、と言われていたし、お土産も買ってきたし。担当さんとついあれやこれやと話し込む。「また行きたくなったでしょ」 うんうん。絶対また行きたい!


久々に帰宅してみると、メールボックスがあふれんばかり。その中に同期会のカメラマンからの写真のCDもあった。よしよし。石垣島のホテルでアップロードできなかった写真を追加しようとして、ハタと気がつく。念のために持っていったカードリーダーが宅配用の段ボールの中だ! 4日後まで帰ってこないじゃん! 確か読み込めるカードの種類が少ない古いリーダーもとってあるはず。ようやく探し出し、デジカメのカードはメモリースティックのデュオだからアダプターも用意してセットしてみたけど、どういうわけか検出してくれない。なんで??? えっとえっと、他にデジカメの写真を読み込む手立てはないかしらん。… プリンタ! カードからそのまま印刷できるだけじゃなく、確かPCに取り込めるはず。これが大正解。ああよかった。


… というわけで、もりだくさんの沖縄旅行は無事に終了。日頃とんでもないポカをやらかしてばかりいる私がこの旅行中、何事もなかったのは奇跡的?! 今日の写真は、旅行中も毎日こまごまと書き込んでいた 「ほぼ日」 手帳。