まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

蒼い空

maru992006-10-08

ほどほどの時間に起きて珈琲タイムが終わる頃、着物のお店の担当さんから電話が入る。京都旅行のお誘いをお断りしたせいか、キャンペーングッズのタイシルクスカーフを下さるそうで、近くまで行く用事があるからもしよかったら寄らせて頂きたいと。いや、それが、家の中が急なお客様をお迎えできるような状態ではないので…。自分の家もちらかっているから気にしないって、そちらは気にしなくてもこちらは気になるんですっ! そのうちお店に伺いますから、と訪問をあきらめてもらって電話を切ったあと、いつまでもこんな状態じゃいけないなぁ、とにわかに片付けを始める。


しばらくあちこちをバタバタ動き回った後、ようやく手をつけたのが最難関の本の部屋。書棚からあふれた本だけでなく、とりあえず置き場のない荷物まで押し込んで、ただでさえ大きな書棚に囲まれて面積の少ない床が荷物で埋まっている状態。もう読み返すことはないだろうと思われる文庫本をとりあえず文庫本専用の収納袋に移し、どう処分するかは要検討。シナリオの勉強をしていた頃に毎月買っていた月刊ドラマも処分することにした。こんなにあったのね、とその冊数に驚く。はぁぁぁぁ〜、疲れちゃった。小休止。


夜にはたまりにたまった雑誌の整理。CSで、前から見たかった洋画 「スライディングドア」 を見ながらどんどん整理していく。とりあえず切り取っておくのはお菓子のレシピだけ。「スライディングドア」 は、会社をクビになった帰り道、通勤電車のドアが閉まってしまい乗り遅れた場合と無事に乗れた場合とで変わっていく運命を2通り平行させながら描いていくもので、その展開の仕方と結末の形に興味があった。途中で片方だけ主人公の女性に髪を切らせてひと目で違いが分かるようにするのは予想通りで、2通りのドラマが頻繁に交差し合っても煩雑さを感じなかった。結末も見事だった。どちらも同時に事故にあい、運命が変わっても寿命は変わらないのか、と思わせておきながらそうはならずに、まるでひとりの女性が2通りのドラマを生き抜いて最後には2人分の人生を手に入れたかのような終わり方。すごくよく計算されているし、台詞もおしゃれだった。ドラマの作り方に興味を持つのはやっぱりシナリオを勉強したからなんだろうなぁ。挫折したとはいっても。


2時間弱では雑誌の整理が終わらず、同じくCSで、浜ちゃん主演の 「明日があるさ」 を見ながら続きの作業。すでに引退した科学者がたったひとりで有人飛行の可能な宇宙船を設計・製造して、特別な訓練を受けていないごく普通のサラリーマンが乗船して打ち上げに成功するなんて荒唐無稽もいいところなんだけど、細かいことはまぁいいか、と思わせるだけのモノはある。ひとつには老科学者に扮する中村賀津雄の存在感。夢を追いたい男たちの願望だけで全編を押し通すのでなく、老科学者が 「夢なんかじゃない、意地なんだ」 と吐露する場面で説得力が出た。たまにはこんな映画もいいな。映画館まで行く気はしないけど…。


映画が終わったところで、たまった古新聞と整理の終わった雑誌類をゴミ置き場へ。折りたたみの小さい台車だから3往復もしちゃった。これだけやってもまだ本の部屋の整理は終わったわけじゃないのがなんとも…。


同期会の出席者がひとり増えて44人。なんとかあと6人!