まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

つつましやかな…

maru992006-06-26

あやうく寝過ごしそうになりながら、歌舞伎座に駆け込む。今月は結局、昨日の夜の部も今日の昼の部も着物はあきらめ、作務衣にししまった。一応、自分の中では 「よそいき」 に区分しているやつだけど。


幕間はロビーに出ている黒田屋さんへ。以前から見かけるたびに気になっていたところ、歌舞伎のお仲間のひとりがこのお店のファンときいて、思い切ってお店の方に声をかけたのが昨日のこと。とりあえずこんなコーディネートはどうでしょう、というところまでで、一晩考えて、今日の最初の幕間に試し履きをさせてもらったら、ロビーを一周する間、底のカーブで自然に足が前に出る歩きやすさにビックリ。革張りで、履いているうちに自分の足型がついてさらに履きやすくなるというタイプを注文してしまった。決して安い買物ではないけれど、ほぼオールシーズン作務衣でいる私にとっては通勤靴と同じぐらいの頻度で履くものだし、これほど履きやすい下駄に出会ったことがなかったし。


昨日の夜の部に続いて、昼の部も充実した舞台で堪能した。例によって最前列のかぶりつき。それなのに、となりの女性が最初からず〜っと寝ていて、それがもう居眠りなんてものじゃなく、大きな口を開けての爆睡。50台の初めぐらいかなぁ。食事休憩の時間には起きてお弁当を食べていたけれど、それ以外はずっと寝ていて、困ったことに時々イビキまでかく。静かな場面だったりすると周囲に響き渡るので、そっと肘をつつくとイビキだけは止まってまた寝入り、またイビキをかいたらまたつついて、の繰り返し。そのうち、まったくイビキをかかなくなったものの、休憩時間も寝たままになって、ひょっとして病気? と心配になってきた。微動だにせずに寝ていると、生きてるよね? とそこまで心配になって、じっと見ていると呼吸に合わせて胸が上下している。なんか昔、母親の隣りで寝ていた頃みたいだなぁ。あの頃もよく、まったく動かずに静かに寝ている母親が実はもう死んじゃっているんじゃないかと一度思うと恐ろしい妄想が広がって眠れなくなったものだった。結局最初から最後までずっと寝倒して、終演後には、私の心配なんてよそに大あくびをして身体を伸ばすとスッキリした顔でスタスタ帰っていった。何しに来たんだ〜っ!


朝は雨が降っていたのに、終演後はカラリと晴れていた。予定通り北千住で下車して家電量販店に向かう。携帯電話を買い替えようと思っていて、近所の格安ショップで価格チェック済。そこと較べて量販店の方が安かったら決めちゃうつもりでいたら、格安ショップの方がその名のとおりでかなり安かったので、見送り。近所ならいつでも帰るから、そのまま帰宅。仕事優先。


6ページの意見書をひととおり訳し終えたのは1時すぎ。明日は踊りの会だから、歌舞伎以上に睡眠をとっておかないとヤバイんだけど、やっぱり一応は終わらせておかないと落ち着かない。月の後半はいつも芝居やらなんやらで慌しいから、スケジュール調整が大変だわ〜。